中部PMセミナー2025 『リスクに強い社会を作るには!』~社会環境改善と人材を育む取組について~

中部PMセミナー2025テーマ
 『 リスクに強い社会を作るには! 』~社会環境改善と人材を育む取組について~

浦広道

 私たちは日々リスクと向かい合って生きています。
 世界各地で発生している紛争、大地震など予測困難な側面を持つリスク、老朽化したインフラ、米国の関税政策など高度な判断を伴うリスク、また情報セキュリティー、人材不足など事業継続にかかわるリスクを含め数え上げればきりがありません。
 ただしリスクは避けるべきものではなく、正しく評価、理解し管理するべきものであるという認識を皆さんも持たれていると思います。
 中部PM研究部会では、リスクに対して柔軟な対応ができる社会とは何か、どのような社会を構築すればリスクに強くなるのかをテーマに研究会活動を展開してきました。
 社会・企業の事業継続性を高め、社会基盤やインフラを充実するにはプロジェクトマネジメントの知識・経験を持った人が必要であり、歴史上の変革期を紐解いても、キーとなる人材がいたからこそ成し遂げられた事象が多数存在します。
 このセミナーでは、地域の成熟度と社会環境へ貢献するためのリスク対応、セキュリティー、事業継続への備えについて豊富な経験を持つ講師の方から事例を紹介していただき、社会環境改善と人材を育む取組について考察するとともに、参加者皆様の今後のマネジメントへのアプローチとなれば幸いです。

日本プロジェクトマネジメント協会・理事 中部PM研究部会 代表 浦 広道 

 

個人情報保護方針に同意の上申し込み

日時

2025年10月10日(金)  9:30~17:15

会場

ウインクあいち 1204会議室 
〔会場参加〕〔オンライン参加〕の〔ハイブリッド開催〕
  (〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅 4丁目4-38)

(JR・地下鉄・名鉄・近鉄) 名古屋駅より
JR名古屋駅桜通口から:ミッドランドスクエア方面 徒歩5分
ユニモール地下街 5番出口から:徒歩2分
名駅地下街サンロードから:ミッドランドスクエア、マルケイ観光ビル、名古屋クロスコートタワーを経由 徒歩8分
JR新幹線口から 徒歩9分

プログラム

※ 講師および演題は、都合により変更することがあります。
PDU取得用PMI® Talent Triangle(3つのスキル)の時間数は以下の通りです。
W:Ways of Working (1.5)、P:Power Skills (2.0)、B:Business Acumen (2.5) です。

 

9:30~10:30 講演-1(60分)
「水産分野におけるカーボンニュートラルへの挑戦」
    ~企業連携で道を切り開く新規事業開発~
 

 

梁川貴行
梁川 貴行 日本特殊陶業株式会社 エネルギー事業本部 カーボンリサイクル開発部
主任
 地球沸騰化が進む中、カーボンニュートラルの取り組みは他人事ではなく、法制度面でも外堀が埋まり始めており、大企業のみならず中小企業においても避けては通れない道となっている。
 本講演では、大きな社会課題であるカーボンニュートラルに寄与する新規事業の創出を目指す弊社の地域CCU®の取り組みの一環としてチャレンジしている『海藻と貝の複合陸上養殖』をご紹介するとともに、種々の活動を通じて気づいた他社協業推進のヒントと人材育成のポイントについてお話ししたい。
【講演者略歴】
1981年7月生。2008年日本特殊陶業株式会社に入社。知的財産部に配属され、自動車関連製品の出願/権利化に従事。2021年より地域でCO2を活用する地域CCU構想の立ち上げメンバーとして参画。

 

休 憩 (15分)

 

10:45~11:45 講演-2(60分)
「自分自身の安全を守り他に手を差し伸べられるか」
    ~災害や事故に直面した際に何ができるかを考える~
 

 

玉井美羽 玉井 美羽  株式会社エクセル・システムプロダクト 管理部 課長代理
 日本赤十字社は、人命を救い、健康で安全に暮らすための知識と技術を伝える五つの講習を実施している。私はその中で水上安全を担っている。水と深く関わる日本では、水の事故が絶えない。わずかな意識の差が命を左右する場面もある。自分の命を守る力と、他者に手を差し伸べる勇気と正しい知識があれば、救える命がある。現在の活動や思いを通して、この大切な内容を皆様にお話ししたいと考えている。赤十字の取り組みに共感いただき、どのような形であっても参加していただければ幸いである。
【講演者略歴】
1999年東京女子体育短期大学 児童教育学科卒業 2007年日本赤十字社 東京都支部 水上安全法指導員取得 現在株式会社エクセル・システムプロダクト管理部で勤務。赤十字からの要請を受け、心肺蘇生法をはじめ、着衣泳やプール・河川・海など多様な水に関する講習普及事業に力を注いでいる。

 

昼 休 み (60分)

 

12:45~14:15 基調講演(90分)
「安全とセキュリティに対する統合的なアプローチ 」
    ~リスクをマネジメントするには~
 

 

濵口孝司 濵口 孝司  国立大学法人名古屋工業大学 社会工学科 経営システム分野 准教授
 本講演では、テーマ「リスクに強い社会を作るには! - 社会環境改善と人材を育む取組について -」という観点から、下記の2つの内容について講演する。1つは、2022年4月にアメリカ化学工学会(AIChE)/化学プロセス安全センター(CCPS)が発行した書籍を登壇者が2024年1月に翻訳出版した「プロセス産業のためのサイバーセキュリティ:リスクに基づくアプローチ」の概要について説明し、リスクベースのセーフティマネジメントとセキュリティマネジメントの統合的なアプローチについて説明する。もう1つは、登壇者が大学において行っているマネジメント関連の講義における工夫について説明する。
【講演者略歴】
1999年 名古屋工業大学大学院 博士後期課程修了。博士(工学)。同年、名古屋工業大学 助手。2018年から同大学 准教授。オペレータ支援システム、セーフティ・マネジメント、制御システム・セキュリティ、インシデント対応などの研究に従事。2025年からプロジェクトマネジメント学会 代議員、同学会 中部支部 副支部長。

 

休 憩 (15分)

 

14:30~15:30 講演-3(60分)
「テニスを通じた人材育成」
    ~テニスコーチが子どもたちと共に過ごした10年間~
 

 

渡邊紘史 渡邊 紘史  特定非営利活動法人TTCあいち(犬山テニスクラブ) 理事長
 「子どもは国の宝」であると考える。少子高齢化の進む日本において子どもたちはこれからの日本の未来を背負って立つ貴重な存在である。その子どもたちが育まれる環境をどのように整えていくかによって将来の日本の在り方が決まると言っても過言ではない。変化の激しい時代においてこれからを生きる子どもたちに私たちができることとは何だろうか。今回の講演では私がテニスを通じて見てきた子どもたちのこと、子どもたちと一緒に実践してきたことを紹介したい。そして地域と一緒になって子どもが育まれる環境づくりについてお話したい。
【講演者略歴】
22歳までテニス選手として活動し、30歳からテニスコーチとしてのキャリアを形成する。子どもたちと世界を飛び回りテニスを通じて子どもたちが豊かな人間性を備えていくことに生きがいを感じるようになる。2024年、子ども育成特化型クラブ「犬山テニスクラブ」を創設。主な資格 日本テニス協会公認S級エリートコーチ 法務博士

 

休 憩 (15分)

 

15:45~17:15 研究部会講演(90分)
「迫りくる「令和の黒船」とは?」
    ~歴史の視点から読み解く現代社会の危機~
 

 

三宅ひろみ

橋本靖
三宅 ひろみ ・ 橋本 靖  中部PM研究部会 部会メンバー
 中部PM研究部会では、本年度、幕末期の伊豆代官・江川英龍(えがわひでたつ)の危機対応能力に着目し、現代の危機にどのように立ち向かうべきか掘り下げてきた。一介の地方代官であった彼が、米国ペリー提督等の圧力に対抗すべく、幕府に海防策を提言し、品川台場や韮山反射炉の建設を実現した背景には、並々ならぬ危機意識と行動力があった。そして「今」に視点を移し、現代の危機を探る中で、生成AIや軍事・経済リスク等、多岐にわたるテーマについて議論した。ここでは、彼の危機対処法を紹介すると共に、現代の危機をどのように捉えるべきか、PM視点で話し合った内容を共有したい。
【講演者略歴】
◎三宅ひろみ : IT企業に約40年勤務。ITコーディネータ/PM研修講師/キャリアコンサルタント。働き方改革、女性活躍推進において、個人と組織の両面から持続可能な成長を支援。趣味はバイオリンと鍋磨き。
◎橋本 靖 : 江戸時代の廻船問屋に起源を持つ清水港の総合物流会社に35年勤務。通関士/BPIEビジネスプロセス革新エンジニア。物流コーディネーターとして多様なサプライチェーン構築に携わる。趣味は史跡散策と岩石研究。

 

ページトップに戻る

オンラインPMセミナー視聴

PC等をインターネット接続して視聴します。Wi-Fi以外での接続は通信料金にご注意ください。
視聴にはZOOMアプリが必要です。申し込みの前に  こちら にて接続確認テストをしてください。
セミナー3日前に、ZOOMウェビナーへの『アクセスURL』と『講演資料のダウンロードURL』を申し込みいただきましたメールアドレスへお送りします。

参加費(消費税率10%)

PMAJ個人正会員 3,500円
(うち消費税額 318円)
PMAJ法人正会員の社員または職員 5,000円
(うち消費税額 454円)
PMC、PMS、PMR有資格者 5,500円
(うち消費税額 500円)
ENAA賛助会員の社員または職員/PMI®会員/ITC資格者 7,000円
(うち消費税額 636円)
一般 8,000円
(うち消費税額 727円)
学生 (学生を本分とする方。社会人学生は対象となりません。証明書等発行なし。) 無 料(要申込)
PMAJ法人正会員及びENAA賛助会員の社員または職員の方がお申し込みをされる場合には、必ず企業名を記載してください。企業名の記載がない場合には、一般の参加費となりますのでご注意下さい。
学生の方は、FAX(03-6234-0553)または、 こちら から学生証のコピーをお送り下さい。
学生の方は無料ですが、お申し込みページから申し込みをしてください。その際、必ず学校名を記載いただき、申し込みページの「お支払い方法」では、「銀行振込→否」を選んでいただき進んでください。

支払い方法

お申し込み受付後、電子メールにて参加費等を記載したお申し込み受付確認メールをお送りいたします。
10月6日(月)までに、下記の口座にお振込みください。また、お振込み時には、参加者名及び電子メール(受付確認メール)に記載されているお申し込み番号を必ずご記入ください。
なお、受付確認メールの送付には、2~3営業日かかる場合もございますので、ご了承ください。

企業名でお振込みの場合は、事前に電子メール(受付確認メール)の返信にて参加者名、お申し込み番号及び振込み予定日を事務局までお知らせください。
請求書払いをご希望の場合は、支払期日に余裕をもって申し込みをお願いいたします。
恐れ入りますが振込み手数料はご負担ください。
クレジットカード払いの場合、請求書の発行は致しませんのでご了承ください。
なお、クレジットカード決済につきましては、受付確認メール送付後、別メールを送付いたしますのでお手続きください。
8月6日(水)までにお申し込みされ、クレジット払いをご希望された方につきましては、システム上お支払い期日が、お申し込み日から60日後がお支払い期日となりますこと、ご了承下さい。
お支払いには以下のクレジットカードをご利用いただけます。
Visa、MasterCard、JCB、American Express  個人情報の取り扱いについて
領収書をご希望の場合、申し込み時に「要望」欄にご記入下さい。
キャンセルをご希望の場合は、必ずご連絡をお願いいたします。
10月6日(月)までにご連絡を頂けた場合、ご入金いただいた参加費から振込み手数料を差引いた金額でご返金いたします。
10月7日(火)以降はキャンセル手続きはできませんのでご注意願います。
【 口 座 名 】  三菱UFJ銀行 本店 普通 0737079
【 名 義 人 】  特定非営利活動法人日本プロジェクトマネジメント協会
 トクヒ)ニホンプロジェクトマネジメントキョウカイ
【 振 込 人 】  参加者名及び電子メール(受付確認メール)に
 記載されているお申し込み番号をご記入ください

申し込み方法

冒頭にあります 「個人情報保護方針に同意の上申し込み」 ボタンを押してください

当セミナー終了後、18:00ごろから講演者を囲んだ懇親会(参加費 1,000円)を予定しています。
講演者と語れる良い機会ですので、皆様ふるってご参加ください。(参加資格は有りません。)
懇親会に参加される方は、お手数ですが、要望欄に「懇親会参加」とご記入ください。
参加費は懇親会開始時に集めさせて頂きますので、宜しくお願いします。

各種資格の証明書

お申し込みの際に証明書をご希望された方には、中部PMセミナー終了後2週間以内に、当日ご参加いただいた方宛に、
メールにて『証明書のダウンロード用URL』を送付いたしますので印刷してご利用ください。
なお、ダウンロード期間を過ぎてからの証明書の再発行には、手数料550円(消費税10%込)をいただきます。
PMS資格者のCPUポイント : 12.0 ポイント(証明書を発行します。)
PMP®資格者のPDUポイント : 6.0 PDU(証明書を発行します。)
( Ways of Working 1.5、Power Skills 2.0 、Business Acumen 2.5
ITCの実践力ポイント : 1.5 ポイント(証明書を発行します。)
PMP®資格認定試験用受講証明書(証明書を発行します。)
 ※ “PMP”は、Project Management Institute, Inc. (PMI)の登録商標です。

協賛・パートナー企業

サイフォーマ、TIS千代田システムズ、アジャイルウェア
グローバルプロジェクトデザイン、PMアソシエイツ、ウェッブアイ
コンプティア、Goldratt Japan、電脳バンク
パナソニック、日立アカデミー、日立ドキュメントソリューションズ
千代田化工建設、日立製作所、JFEエンジニアリング、日揮グループ
富士通、TIS、横河電機、イノベーションマネジメント
日鉄エンジニアリング、アイ・ティ・イノベーション、竹中工務店
ビプロジー、東洋エンジニアリング、第一システムエンジニアリング

問い合わせ先

日本プロジェクトマネジメント協会  お問い合わせは  こちら  TEL : 03-6234-0551

主催:  特定非営利活動法人日本プロジェクトマネジメント協会 (PMAJ)
        〒106-0044  東京都港区東麻布一丁目5番2号  ザイマックス東麻布ビル 7階
        TEL:03-6234-0551(代表)
後援:  特定非営利活動法人ITコーディネータ協会 (ITCA)
協賛:  株式会社第一システムエンジニアリング
 株式会社アイ・ティ・イノベーション

 

ページトップに戻る