P2M概要・試験・資格制度

 P2M概要について
    ・開発の背景
    ・特長・活用

 P2M資格試験について
 P2M資格試験
    ・PMC資格試験
    ・PMSプログラム資格試験
    ・PMS資格試験
    ・PMR資格試験
 P2M資格試験合格者推移
 PMS試験練習問題

 CPU申請
    ・P2M資格制度について
    ・PMS CPU申請
    ・PMR CPU申請

PMR資格更新者の声 #2102

Voice「プロジェクトの成功と自分の成長を目指す人は」

欄所 敏勝

受験動機

入社して数年が経過した頃、経済産業局と日本プロジェクトマネジメント協会の前身組織によるP2M講座が四国地区でも開催され受講する機会に恵まれました。まずはPMSにチャレンジしたのですが、PMシンポジウムや協会活動にも参加していくなかで経験も浅く知識に実践が追い付いていないことが身に沁み、実践形式のPMR試験にチャレンジしました。

PMR資格の活用

2006年にPMR資格を取得して16年が経過しました。正直、資格の有無やステータスで直接的なメリットを享受したことはありませんが、プロジェクトを推進するにあたりPMR資格を取得してよかったと思える出来事を紹介します。
異業種プロジェクトでのコミュニケーション
建設業、製造業、不動産業、サービス業、などさまざまなプレイヤーが参画する事業のプロジェクトマネジャーを務めたとき、各業界特有のプロジェクト管理手法が存在し、チームのスタートアップ時に管理手法を巡り紆余曲折したことがありました。私が受験した時代のモジュール試験は全8回あり、そのケーススタディで異業種の受験者と喧々諤々ディスカッションした経験が実務でも非常に役立ちました。
更新時の振り返りによる成長
PMR資格は5年に一度更新が必要です。そのための実務経験を毎年報告するのですが、プロジェクトに従事しているときはバタバタとして気付かなかったことが、報告書に整理することによってプロジェクトを冷静に振り返ることができます。振り返りの中でプロセスをあらためてガイドラインに当てはめてみたり、当時の判断を思い起こしてみたりできます。この行為こそが資格の活用であり、自分の成長へと繋がっています。

PMRを受けようかと思っている方への一言

PMR資格に限らず資格取得の目的は、例えば、医師や弁護士のように資格を取得しなければ法的に該当業務を行えないから、取得により給料が上がったり祝い金がもらえたりするから、難易度の高いプロジェクトを任されるから、など目的は人それぞれだと思います。
国家資格でもなく決して認知度も高くないPMR資格は一般的な資格取得の目的とは一線を画すものかもしれません。
この資格は取得したのちも、自分の経験を定期的に振り返る機会があり、その振り返りにより更なる成長の機会を得ることが出来ます。
成長し続けたい方は是非チャレンジしてみてください。そして、ご自身にとっての価値を見つけてみてください。

プロフィール

欄所 敏勝 (らんしょ としかつ) 株式会社四電工

  • 広島大院卒、グロービス経営大学院卒
  • 株式会社四電工入社
  • 企画・広報部門、情報通信部門、事業企画部門、官民連携事業を推進すべく PFI/PPP事業に従事。
  • PMP®、PMR

ページトップに戻る