PMAJ特別企画講座 『ものがたり継承法』(*1)講座Ⅱ
DX時代のチームリーダーに不可欠なPMの本質
~簡単に使える『秘密のエピソード』(*2)でワンチーム作りの秘訣を学ぶ

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(*1) : 『ものがたり』 継承法 : プロジェクトマネジメントの実践的な知恵を 『ものがたり』 を介して他者に伝える継承方法です。
(*2) : 超短編の 『ものがたり』 を誰でも簡単に作れるように用意した 『ものがたり継承法』 の技法です。

 

【 日 時 】 2026年2月6日(金) 9:30~17:00
【 講座会場 】  日本プロジェクトマネジメント協会 会議室
                   〒106-0044 東京都港区東麻布一丁目5番2号 ザイマックス東麻布ビル 7階
本講座は、会場(PMAJ会議室)とオンライン(ZOOMウェビナー)のハイブリッドで開催致します。
より理解を深めるために、開催後1週間、当日録画した講座のオンデマンド録画配信を行います。
また、当日ご都合の悪い方でも開催後にご視聴いただけます。
【 対象者 】
現場技術者、チームリーダ-、プロジェクトマネジャー、人材研修の企画者
※ 受講の前提条件はありません。
【 講座概要 】 
◆ 当講座の講師から一言
 当講座は、大好評を得て継続開催中の『ものがたり継承法』講座の第2弾です。若手技術者も受講でき、PMの実践的な知恵と、明日から直ぐに実践できる『ものがたり継承法』の技法を学べる講座が欲しいとの受講者の声に応えて企画した講座です。
◆ 当講座のお奨めポイント
 当講座では、『秘密のエピソード』と呼ぶ『ものがたり継承法』の技法を実践できるまで学べる、『ものがたり継承法』に特化した講座です。
 あわせて、富士通での成果『DX実践記』でDX時代のリーダーに不可欠なPMの本質を、『ものがたり』研究会(*3)での成果『秘密のエピソード』でワンチーム作りの秘訣を、演習を交えて楽しく学んで頂きます。
◆ DX時代のリーダーに不可欠なPMの本質とは
 DX時代のプロジェクトは、技術の進化やニーズの多用化と共に、プロジェクトの方法論も多用化し、より複雑に難しくなっています。そこには、様々な修羅場の課題が次々と発生します。修羅場は、これまでのプロジェクトにも存在しています。例えば、次の様なシステム実現フェーズの修羅場です。
 ● 要件定義が完了せず、プロジェクト中止の危機となる
 ● 開発途中で解決が必須な技術的な課題が顕在化する
 ● キーマンが体調不調を訴え、次々離脱する
 ● 最終テストで性能や品質が確保できず、稼働延期を迫られる
 ● 自分自身やメンバーが悲惨な事態に追い込まれる
 DX時代のプロジェクトは、より上流のコンセプト立案フェーズやコンセプト検証フェーズ、より下流のシステム運用フェーズに拡がったことから、新たな修羅場も出現しています。
 これら一連の全ての修羅場を乗り越えることができたプロジェクトのみが成功できます。
 そこで当講座では、PMの本質を「修羅場の課題を乗り越える『高度な課題解決力』」と定義し、その定義内容を詳しく説明した上で、具体的な事例を紹介し、深くご理解頂きます。
 このPMの本質は、属人的かつ一過性のもので、組織の知とならず、先達の引退と共に消え去っています。また、PMの本質を経験で身に付けるには時間も掛かる上、大失敗に終わるリスクが存在します。
 そこで、失敗しないでPMの本質を疑似体験で継承できる『ものがたり継承法』の実践をご提案いたします。その仕組みをご説明した上で、富士通株式会社で『ものがたり継承法』を実践した際の成果物『DX実践記』を取り上げて、『ものがたり』の疑似体験でPMの本質が伝わるかを体験頂きます。
◆ ワンチーム作りの秘訣とは
 ワンチーム作りの秘訣とは、PMの本質の一つであるチーム構築力です。チーム構築力は、PMBOK® 第7版がPMの12の原理・原則の一つに「協同的なチーム環境を構築すること」を取り上げているとおり、どんな業種や規模のプロジェクトにも、欠かすことができない知恵・力です。
 協同的なチーム環境の構築に失敗すると、メンバー間での衝突を繰り返し、コミュニケーションの断絶が起こります。その結果、生産性が低下し納期が遅延したり、緊急事態が発生しても報告が上がらなかったり、期待したとおりに成果物が完成できなかったりして、プロジェクトは失敗します。
 チーム構築力は、いままでのプロジェクトでも重要でしたが、DX時代のプロジェクトでは、更に重要になっています。なぜなら、DX時代のプロジェクトは、、各種の最新技術や様々な専門業務知識を持つ人材で構成され、てんでんばらばらな価値観を持つ人材の寄せ集めだからです。
 つまり、各人材は、仕事への取組姿勢や行動スタイル、プロジェクト参加の動機(プロジェクトで身につけたい技術や知識、成し遂げたいこと)、プロジェクト運営に関する考え方が異なっています。このようなてんでんばらばらな価値観を持つ人材を、ゴールに向けて一丸となって結集し、プロジェクト目標を達成できるワンチームに作り変えることは、容易なことではありません。
 『秘密のエピソード』の事例でワンチーム作りの秘訣の一例を学んでいただき、ノウハウ継承の効果を体感いただきます。その上で、『秘密のエピソード』の作成方法をお伝えし、ご自身の修羅場の経験を伝える『秘密のエピソード』作りに挑戦して頂きます。
◆ 受講効果を上げるためのお願い
 受講者の皆さんには、講座で得た気づきと試作した『秘密のエピソード』を現場に持ち帰り共有し、『秘密のエピソード』作りを周りに展開してください。まずは、『秘密のエピソード』を使って、身近なプロジェクトを題材に、修羅場を乗り越えた成功の秘訣や、失敗の真因、教訓を伝え合い、チームの課題解決力を高め合う活動からスタートすることをご提案いたします。
◆ 講座の進め方
 当講座では、一方的な講義だけでなく、講師からの問い掛けや、ミニ演習、個人演習を交え、考えながら楽しく学べるプログラム構成を採っています。
 当日講座内で、講師からの問い掛けや演習の回答を、受講端末のパワーポイントまたはメモ帳等に記入し画面共有して発表していただく事があります。

 

★ 受講される方は、事前にプロジェクトの修羅場か、技術上の課題を解決した修羅場、人生の転機となった修羅場の経験を披露できるよう、事前にテキストと一緒にお送りする『修羅場の概要』を参考に箇条書きに整理し、ご参加ください。

 

【目次】 (変更する場合がございますので予めご承知下さい)
0. はじめに
   ★ミニ演習 : アイスブレーク
1.DX時代のリーダーに必要なPMの本質
 1. 1 PMの本質=修羅場を乗り越える『高度な課題解決力』とは
   ★ミニ演習 : 政府系金融機関向けプロジェクトの失敗事例の疑似体験
   ★ミニ演習 : 絶体絶命の危機に陥ったプロジェクトマネジャーの実践力を疑似体験
 1. 2 課題解決力を疑似体験で鍛える『ものがたり継承法』
 1. 3 変革マインドと実践力を学ぶ『DX実践記』でPMの本質を疑似体験
   ★演習① : 当『DX実践記』のリーダーが発揮したPMの本質とは
2.簡単に使える『秘密のエピソード』でワンチーム作りの秘訣を学ぶ
 2. 1 PMBOK®第7版12の原理・原則を事例で伝える『秘密のエピソード』作りの取組
 2. 2 海外パッケージ適用プロジェクトのリーダー達の『秘密のエピソード』
   ★ミニ演習 : 当『秘密のエピソード』でワンチーム作りの秘訣が学べたか
 2. 3 『秘密のエピソード』の作成方法と実践演習
   ★演習② : ご自身の修羅場経験を書いてみよう
3.おわりに
 3. 1 振り返りとまとめ
   ★ミニ演習 : クロージング
 3. 2 皆さまへのエール
 
今回と同様な講座を過去に受講した方のコメント
技術継承というと、非常に大きな工数がかかるイメージがあるが、「秘密のエピソード」であれば、30分もかからず作成でき、かつ、他の人に伝わるものも少なくないと思われた。周りの人にも受講を薦めたい。
教育企画者の立場で参加させて頂きました。非常に満足しており、学びが多い講座でした。
講座中、具体的な事例があって理解が進んだ。また、ほかの参加者が作成した資料の結果を見ることができたので、それも参考になった。
「秘密のエピソード」の手法を学ぶことができ、非常に満足。他の人にも受講を薦めたい。

PMAJ主催 PMシンポジウム2024 録画講演「PMBOK® 第7版12の原理・原則を伝える『秘密のエピソード』の視聴者アンケートに寄せられたコメント
PMBOK® 12の原理・原則を秘密のエピソードで紹介いただいたことで、理解しやすかったです。いずれのエピソードも自分が携わるプロジェクトでも起こりえることなので大変参考になりました。
きっと書籍上では知りえない、「修羅場経験」の実情を知る上で、各ステイクホルダーのリアルなペイン(温度感を含めて)を知れて大変参考になりました。どの具体例でも、「他者との合意形成」「目標に向けての適切なチームビルディング」が重要となる旨をよく理解出来ました。
秘密のエピソードで修羅場の概要を物語で語られるのは面白かったです。事例の一つで「We are in same boat.」という名言でチームをまとめる方向に導いたマネジメントに感心しました。どうやって対処したのか分りやすかったです。
このような具体的な事例とその解決の話は他で紹介されているものはなく、私はPMの経験が浅いことから、とても欲しい情報でした。このような情報をもっと欲しいです。実例とその解説があると、私としても今後の仕事に活用できるような気がします。
修羅場の経験を聞くだけでも勉強になるのですが、12の原理原則と紐づけることでPMBOK®7版の学習にもなります。大変良い講習だと思います。

(*3) PMAJ 『ものがたり研究会』
『ものがたり研究会』は 2022年4月講師が立ち上げた研究会(正式名称:PMノウハウ継承研究会SIG) で、2025年12月現在34名で活動をしています。
活動目的及び、問い合わせ先は こちらから ご覧頂けます。
当研究会は、PMシンポジウムで以下の題名の録画講演をしています。
2023年9月 PMBOK® 第7版12の原理・原則を事例で伝える物語
2024年9月 PMBOK® 第7版12の原理・原則を伝える『秘密のエピソード』
2025年9月 『秘密のエピソード』で学ぶPMBOK® 第7版12の原理・原則
当研究会のPMシンポジウム2023の録画講演の概要は、YouTube動画約10分で こちらから 、PMシンポジウム2024録画講演の概要は約11分で こちらから、視聴いただけます。ものがたり研究会の紹介YouTube動画を14分で こちらから、視聴いただけます。
当研究会は常時会員を募集していますので、興味を感じた方は講師まで連絡ください。
 
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【 講 師 】
吉野 均
ものがたり継承法で次代を担うひとづくりをお手伝いします1977年3月東京工業大学卒業。同年4月富士通株式会社に入社。現役時代37年間は、主に金融機関様などのお客様向けプロジェクトを、担当者・リーダー・管理者・責任者の立場から経験。現場で起こる様々な課題解決を通し、プロジェクトマネジメント(PM)力を身に付けた。2014年6月嘱託再雇用後の5年半は、現場力・実践力といったナレッジ継承活動に取組み、その活動を通してユニークなPMノウハウ継承法である 『ものがたり継承法』 を確立した。退職直後の2020年1月より、在職時の43年間の経験を活かして 『ものがたり継承法』 の講師とナレッジハンター業を開始。2022年4月 PMAJ内にPMノウハウ研究会SIG (略称 ものがたり研究会) を立ち上げ、活動中。2025年7月PMAJ理事に就任。
2018年8月 PM学会「文献賞」受賞 : 「ものがたり」を使ってPMナレッジを継承
2020年8月 社会情報大学院大学 実務家教員養成課程 修了
2023年9月 『ものがたり』 研究会、PMAJ優秀貢献賞を受賞

 

【 募集人数 】  会場受講定員数 : 10名 (定員になり次第締め切らせていただきます。)
注意事項
お申し込み者が最少催行人数(5名)に満たない場合には、講座開催を中止する場合があります。予めご了承願います。
講座を中止する場合には開講日の1週間前までに、申し込み者各位にE-mailにて、その旨ご連絡いたします。また、お支払いいただきました受講料はご返金いたします。
【 参 加 費 】 (消費税率10%)
PMAJ個人正会員 : 11,000円 (うち消費税額 1,000円)
PMAJ法人正会員の社員または職員 : 13,200円 (うち消費税額 1,200円)
PMAJ非会員 : 16,500円 (うち消費税額 1,500円)
【 申し込み締切日 】 
 2026年1月29日(木)
【 参加費用のお支払い及びキャンセルについて 】
  参加費用は開催決定後、下記の指定銀行へお振込みください。
  恐縮ですが、振込手数料は各自ご負担いただきますよう、お願いいたします。
振込先口座名: 特定非営利活動法人日本プロジェクトマネジメント協会
トクヒ)ニホンプロジェクトマネジメントキョウカイ
三菱UFJ銀行 本店 普通預金口座 7655251
  • 申し込み締切日以降のキャンセル : ご返金致しかねます。
    (未納の場合でも席を確保しますので、受講費をご請求させていただきます。)
  • 申し込み締切日前までのキャンセル : 受講費より振り込み手数料を差引いた額をご返金させていただきます。   
【 各種ポイント 】 (下記、証明書を発行します。)
必要な方は、申し込みフォームの要望欄に資格名(PMP®、PMS)を記入してください。
PMS資格者のCPUポイント : 13 ポイント
PMP®資格者のPDUポイント : 6.5 PDU相当  スキル・エリアは Ways of Working
“PMP”は、Project Management Institute, Inc. (PMI)の登録商標です。
【 申し込み方法 】
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【 問い合わせ先 】 PMAJ事務局 お問い合わせはこちらへ
                              TEL : 03-6234-0551
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