第54回 P2Mクラブはオンライン開催です。 |
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ZOOMを介して、リモートでの参加となります。 |
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お申し込み受付は終了いたしました。 |
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「P2Mクラブ」は無料で参加いただけます。 |
話題提供 : |
「PBL (プロジェクト・ベースト・ラーニング) によるプロジェクト創造」 |
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田中 弘 (PMAJ初代理事長) |
日時 : 2024年3月29日(金) 19:00~21:30
概要 :
(スケジュール)
①オープニング : |
(19:00~19:10) |
②話題提供 : |
(19:10~20:10) |
∗ ブレイク |
③ディスカッション (参加者交流) : |
(20:15~21:15) |
④コメント (まとめ) : |
(21:15~21:30) |
⑤閉会 : |
(~21:30): 議論が出なくなった時点で終了します |
(話題提供) :
PBLは、日本では、アクティブラーニングと同義に捉えられられることがあるが、PBLには学理もあり、もう少し厳格に運用される。筆者は、2003年以来、フランスの経営大学院プロジェクトマネジメント過程で、PBLを使った教育手法を教授から指導を受け、同校に始まり、ウクライナ、セネガル、日本の大学院で、プロジェクト&プログラムマネジメント過程の授業でPBLを運用してきた。また、社会人向けには、2009年度以来、一般財団法人 海外産業人材育成協会(AOTS)の年次2週間P2M研修に応用して成果を挙げている。
世界のプロジェクト産業を見渡すと、プロジェクト実施フェーズのプロジェクトマネジメント知識や実践手法の普及は進んでいるが、「プロジェクト成否の80%が決まる」(米国CIIリサーチ)と言われるフロントエンド段階のプロジェクト概念化・開発段階の手法化は遅れをとっている。ここに、プロジェクトの創造を、思い付きではなく、グループリサーチを交えながら進める意義がある。
PBLには4つの原則がある。
- グループ・プロジェクトリサーチに基づくプロジェクト概念化・提言
➡ 研修では5名程度
- 各グループが“ユニーク”なプロジェクトテーマを提案
➡ 教員(コーチ)が採否認定
- 各グループが自主的な調査研究によりプロジェクトを構想化
- 各グループの自省による提案プロジェクトの洗練化とクラス全体に対する発表
➡ 教員(コーチ)の査収まで繰り返す
本講では、次のアジェンダで話題提供を行ったあと、PBLにつき討議を行う。
- PBLの原則と運用方法
- 大学教育におけるPBL の好例
- 田中のPBL 運用実績
- PBLに使用されるプロジェクト創造手法 (概論)
- PBL 運用事例 (大学教育、社会人研修)
プロフィール : 田中 弘 ( Tanaka Hiroshi )
日本プロジェクトマネジメント協会初代理事長(2005年~2011年)。総合エンジニアリング企業に42年間勤務(最後の4年間はPMAJ理事長兼務)。
社業とJPMF(現PMAJ)代表と兼務で、2002年からフランス、ウクライナ、セネガル、ロシア、日本の大学院9校にて戦略・プロジェクトマネジメント専攻非常勤(巡回)教授を歴任、うち、ウクライナ国立建設建築大学大学院(Kyiv National University of Construction and Architecture)名誉教授は現役。
現在、経済産業省傘下の2つの財団法人にて、経済産業省の国際経済協力予算で、発展途上国企業管理職者向けプロジェクトマネジメント研修を担当(2023年11件、2024年10件予定)。ロシアのウクライナ侵攻前の2021年度は他に、外務省のロシア日本センター経由ビジネス人向けオンライン研修を8回担当。発展途上国全域(東南アジア、南アジア、中央アジア、中東、アフリカ、東ヨーロッパ、ラテンアメリカ)に定期的に田中のODA研修に参加する企業をエンド・クライエントに持つ。
過去3年間で、ニューノーマリティのPMへのインパクト、アジャイル経営などを題材にした論文7本を東欧のジャーナルで発表し、2023年度にはドイツの学術出版大手Springer Nature社のLecture Note Seriesに“Phronetic Project Management Leadership”が掲載された。フランスPh.D.(戦略・P&PM専攻)、元PMP®(1996年~2016年)。
定員 : 30名 (申し込み順)
お問い合わせ先 : 日本プロジェクトマネジメント協会(PMAJ)
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