九州PMセミナー2025 『変革の波をとらえ、未来を拓く力とは』~生成AI時代にとらえ直す「学び直し」の本質~

九州PMセミナー2025テーマ
 『 変革の波をとらえ、未来を拓く力とは 』 ~生成AI時代にとらえ直す「学び直し」の本質~

藤川和雅

 生成AIの急速な普及とともに、DX推進は新たな段階へ進化しています。
 新たなステージを迎えた変革の時代に必要とされる知識・スキルとは何なのか、その本質と未来の方向性について「学び直し」を軸にあらためて考察し、みなさんと理解を深めていきたいと思います。

日本プロジェクトマネジメント協会 理事 九州PM研究部会 代表 藤川 和雅 

 

個人情報保護方針に同意の上申し込み

日時

2025年12月5日(金)  9:30~17:15

会場

電気ビル共創館 3F カンファレンスB (福岡県福岡市中央区渡辺通 2-1-82)
〔会場参加〕〔オンライン参加〕の〔ハイブリッド開催〕

【地下鉄】 福岡市地下鉄七隈線 渡辺通駅直結
【電車】 西鉄 薬院駅より徒歩7分

プログラム

※ 講師および演題は、都合により変更することがあります。

 

9:30~11:00 基調講演(90分)
「変革の波に立ち向かうコミュニティ知づくりのための気づき教育」
    ~技術・共創・俯瞰の視点から~
 

 

吉江修 吉江 修  早稲田大学大学院 情報生産システム研究科 教授
 DX人材とは、最新のAI技術やデータサイエンスを駆使して変革をもたらすような人ばかりを指すのではなく、DXの潮流を睨みつつも、自分流のDXの考え方を打ち出し、周囲とわかり合える言葉で対話できる人をむしろ指す。このような考えから生まれたリカレント教育プログラムについて紹介する。そこでの目的は、DXを理解するための「技術力」、先の見通しが困難な時代においても変化を予感し時代を俯瞰するための「俯瞰力」、DXを導入しようとするコミュニティの文化を理解し共に価値を創出するための「共創力」について学ぶことである。プログラムの発想段階から4年めの今日までの道のりについて述べる。
【講演者略歴】
1959年東京生まれ。2001年北九州市に移住。以来、製造業を中心とした生産活動と情報処理技術の融合をテーマに教育研究活動を展開している。早稲田大学理工学術院教授。専門は知能情報学、とくにコミュニティ内の人の活動と情報の流れを解析するコミュニティ・コンピューティングに興味をもつ。工学博士。

 

休 憩 (15分)

 

11:15~12:15 特別講演(60分)
「逆風と追い風でワープする力」
    ~現場に立つ女性の気づきから建設業の民主化へ~
 

 

籠田淳子 籠田 淳子  有限会社ゼムケンサービス 代表取締役
 建設業界では長く、女性は現場に不向きとされてきたが、私はその固定観念を超えて現場に立ち、変化の最前線に身を置いてきた。DXの波が製造業から始まり、私はその考え方を学び、建設業に置き換える形でリスキリングを実践してきた。人、技術、仕組みを一体で捉え、現場知とデジタルを融合させることで新たな働き方を創出している。その思いから「けんちくけんせつ女学校」を立ち上げ、多様な人材が学び直しを通じて成長できる場を整えた。ゼムケンサービスはこの挑戦により、理念と技術を両輪とした経営革新を実現している。本講ではDX時代の建設業の民主化を展望する。
【講演者略歴】
北九州市出身。一級建築士、MBA。設計・施工・DX支援を一体で行う「統合建築」を提唱。女性が現場に立つことが難しかった時代に実務を重ね、AI・AR・BIMを活用したDXツール「Pompon」「CoCREA」を開発。熟練者の暗黙知を生成AIで可視化する挑戦を続けている。国土交通省女性定着支援ネットワーク副幹事長。

 

昼 休 み (60分)

 

13:15~14:45 講演-1(90分)
「変革の時代に不可欠なPM実践力とは」
    ~『ものがたり』疑似体験で学ぶ高度な課題解決力~
 

 

吉野均 吉野 均  物語りラボ・PMAJ「ものがたり研究会」
 変革の時代のプロジェクトには、「魔の川・死の谷・ダーウィンの海」と総称される様々な修羅場の課題が存在し、全ての課題を解決できたプロジェクトのみが成功できる。従って、変革の時代に不可欠なPM(プロジェクトマネジメント)実践力を、修羅場を乗り越える『高度な課題解決力』と定義する。PM実践力を経験で身に付けるには大失敗のリスクが存在し、プロジェクト失敗の負の連鎖を招いている。解決策として、失敗リスクを冒さずに疑似体験で課題解決力を高度化できる『ものがたり継承法』を紹介する。今年9月に発刊した『ものがたり研究会』創刊号の『ものがたり』を疑似体験し高度な課題解決力の一例を学ぶ。
【講演者略歴】
1977年4月富士通に入社。金融機関などのお客様向けプロジェクトを、担当者・リーダ・管理者・責任者の立場で経験。2014年6月嘱託再雇用後、IT技術者のナレッジ継承活動に従事。退職直後の2020年1月からPMの講師とノウハウ継承のコンサルタントとして活動。2022年4月PMAJ内に『ものがたり』研究会を立ち上げ、2025年7月PMAJ理事に就任。

 

休 憩 (15分)

 

15:00~16:00 講演-2(60分)
「属人化から脱却する組織へ」
    ~ナレッジ循環が支える標準化と品質保証~
 

 

高橋明子
高橋 明子 株式会社システムインテグレータ エンタープライズ開発本部 開発3部
シニアディレクター
 当社は「赤字プロジェクトの撲滅」を起点に現場対応に依存しない「組織としてのプロジェクト運営」へと進化してきた。その中核が、Check(分析)→Act(改善)→Plan(計画)→Do(実行)のCAP-Doサイクルと、経験や知識を継続的に共有・活用する「ナレッジ循環」である。ナレッジ循環は単なる情報共有ではなく、品質を保証し続ける知の仕組みを築くことに通じる。生成AIが加速度的に情報を生む今、人が磨くべきは知を見極め再構築し、新たな気づきを得る力である。本講演では、PMOを軸に標準化・工程レビュー・リスク管理を進め、変革の波をとらえ未来を拓く“学び続ける組織”への道筋を紹介します。
【講演者略歴】
新卒で独立系SIerに入社後、2006年に株式会社システムインテグレータ入社。ERP開発PLを経て、2012年より事業部の品質管理・PMOとして10年以上にわたり制度を確立。2022年に現部門へ異動し、PMOで培った経験を基に研修講師・PMOコンサルタントとして活動。PMP。PMAJ認定PMS。

 

休 憩 (15分)

 

16:15~17:15 講演-3(60分)
「九州PM研究部会の活動状況報告」
    ~これまでの歩み及び2025年活動状況について~
 

 

内村香奈子 内村 香奈子  ソフトウエアビジョン株式会社 システム開発本部 課長補佐
 当部会は九州を中心に多様な業界・立場のメンバーで構成され、プロジェクトマネジメントに関する実践的な学びと交流の場として活動している。1月に今年の活動を開始、メンバーが業務の中で感じている課題や関心事の中から共通性のあるテーマを抽出し、1~2ヶ月に一度のミーティングを通じて、議論・実践・検証を重ねながら課題解決に取り組んでいる。
 この活動を通じてメンバー同士の知見の共有や視野の拡大が進み、互いに刺激し合いながら成長するコミュニティが形成されている。今年のテーマは「五ゲン主義」と「AI時代の技術継承」である。今回はこれらのテーマに関する取り組み内容を紹介する。
【講演者略歴】
2015年に熊本に本社を置くソフトウエアビジョン株式会社へ中途入社。
地域に根差したIT企業として、顧客の業務課題を丁寧にヒアリングし、最適なシステムを設計・開発・運用まで一貫して担当。現在は、生成AIを活用して課題解決に取り組むプロジェクトにも参画し、企業と地域社会の発展に貢献している。

 

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オンラインPMセミナー視聴

PC等をインターネット接続して視聴します。Wi-Fi以外での接続は通信料金にご注意ください。
視聴にはZOOMアプリが必要です。申し込みの前に  こちら にて接続確認テストをしてください。
セミナー3日前に、ZOOMウェビナーへの『アクセスURL』と『講演資料のダウンロードURL』を申し込みいただきましたメールアドレスへお送りします。

参加費(消費税率10%)

PMAJ個人正会員 3,500円
(うち消費税額 318円)
PMAJ法人正会員の社員または職員 5,000円
(うち消費税額 454円)
PMC、PMS、PMR有資格者 5,500円
(うち消費税額 500円)
ENAA賛助会員の社員または職員/PMI®会員/ITC資格者 7,000円
(うち消費税額 636円)
一般 8,000円
(うち消費税額 727円)
学生 (学生を本分とする方。社会人学生は対象となりません。証明書等発行なし。) 無 料(要申込)
PMAJ法人正会員及びENAA賛助会員の社員または職員の方がお申し込みをされる場合には、必ず企業名を記載してください。企業名の記載がない場合には、一般の参加費となりますのでご注意下さい。
学生の方は、FAX(03-6234-0553)または、  こちら から学生証のコピーをお送り下さい。
学生の方は無料ですが、お申し込みページから申し込みをしてください。その際、必ず学校名を記載いただき、申し込みページの「お支払い方法」では、「銀行振込→否」を選んでいただき進んでください。

支払い方法

お申し込み受付後、電子メールにて参加費等を記載したお申し込み受付確認メールをお送りいたします。
12月1日(月)までに、下記の口座にお振込みください。また、お振込み時には、参加者名及び電子メール(受付確認メール)に記載されているお申し込み番号を必ずご記入ください。
なお、受付確認メールの送付には、2~3営業日かかる場合もございますので、ご了承ください。

企業名でお振込みの場合は、事前に電子メール(受付確認メール)の返信にて参加者名、お申し込み番号及び振込み予定日を事務局までお知らせください。
請求書払いをご希望の場合は、支払期日に余裕をもって申し込みをお願いいたします。
恐れ入りますが振込み手数料はご負担ください。
クレジットカード払いの場合、請求書の発行は致しませんのでご了承ください。
なお、クレジットカード決済につきましては、受付確認メール送付後、別メールを送付いたしますのでお手続きください。
お支払いには以下のクレジットカードをご利用いただけます。
Visa、MasterCard、JCB、American Express  個人情報の取り扱いについて
領収書をご希望の場合、申し込み時に「要望」欄にご記入下さい。
キャンセルをご希望の場合は、必ずご連絡をお願いいたします。
12月1日(月)までにご連絡を頂けた場合、ご入金いただいた参加費から振込み手数料を差引いた金額でご返金いたします。
12月2日(火)以降はキャンセル手続きはできませんのでご注意願います。
【 口 座 名 】  三菱UFJ銀行 本店 普通 0737079
【 名 義 人 】  特定非営利活動法人日本プロジェクトマネジメント協会
 トクヒ)ニホンプロジェクトマネジメントキョウカイ
【 振 込 人 】  参加者名及び電子メール(受付確認メール)に
 記載されているお申し込み番号をご記入ください

申し込み方法

冒頭にあります 「個人情報保護方針に同意の上申し込み」 ボタンを押してください

当セミナー終了後、18:00ごろから講演者を囲んだ懇親会(参加費 1,000円)を予定しています。
講演者と語れる良い機会ですので、皆様ふるってご参加ください。(参加資格は有りません。)
懇親会に参加される方は、お手数ですが、要望欄に「懇親会参加」とご記入ください。
参加費は懇親会開始時に集めさせて頂きますので、宜しくお願いします。

各種資格の証明書

お申し込みの際に証明書をご希望された方には、九州PMセミナー終了後2週間以内に、当日ご参加いただいた方宛に、
メールにて『証明書のダウンロード用URL』を送付いたしますので印刷してご利用ください。
なお、ダウンロード期間を過ぎてからの証明書の再発行には、手数料550円(消費税10%込)をいただきます。
PMS資格者のCPUポイント : 12.0 ポイント(証明書を発行します。)
PMP®資格者のPDUポイント : 6.0 PDU(証明書を発行します。)
(タレントトライアングルの詳細については、決まり次第掲載致します。)
ITCの実践力ポイント : 1.5 ポイント(証明書を発行します。)
PMP®資格認定試験用受講証明書(証明書を発行します。)
 ※ “PMP”は、Project Management Institute, Inc. (PMI)の登録商標です。

協賛・パートナー企業

サイフォーマ、TIS千代田システムズ、アジャイルウェア
グローバルプロジェクトデザイン、PMアソシエイツ、ウェッブアイ
コンプティア、Goldratt Japan、電脳バンク
パナソニック、日立アカデミー、日立ドキュメントソリューションズ
千代田化工建設、日立製作所、JFEエンジニアリング、日揮グループ
富士通、TIS、横河電機、イノベーションマネジメント
日鉄エンジニアリング、PMアラインメント、竹中工務店
ビプロジー、東洋エンジニアリング、アイ・ティ・イノベーション、ソフトウエアビジョン

問い合わせ先

日本プロジェクトマネジメント協会  お問い合わせは  こちら  TEL : 03-6234-0551

主催:  特定非営利活動法人日本プロジェクトマネジメント協会 (PMAJ)
        〒106-0044  東京都港区東麻布一丁目5番2号  ザイマックス東麻布ビル 7階
        TEL:03-6234-0551(代表)
後援:  特定非営利活動法人ITコーディネータ協会 (ITCA)
協賛:  ソフトウエアビジョン株式会社

 

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