( 1 ) 目的
本SIGでは、CII・COP日本・アジア支部設立に向けての調査、分析、さらには日本における支部の性格付け等に関する合意形成といったことを目的とする。
現在、プロジェクト遂行方法の国際的な変革が起きつつある。特徴的な変革としては下記3点がある。
- デジタル化による業務全般を対象にした変革(DX)
- 伝統的な方法論から脱却したデジタルプロジェクト管理手法
- 大規模プロジェクトの劇的なコスト・納期削減
これらの変革を主導している組織として、CIIがある。CIIの説明は添付を参照とするが、CIIは建設業界の改革として下記の手法を挙げている。
- AWP(Advanced Work Packaging)手法の導入
- 建設業界へのLean、Agile手法の導入
- BIM・Digital Twinの積極的な活用
CIIが提唱するアドバンスドワークパッケージング(次世代型プロジェクト管理手法)とは?
すべての詳細作業(設計、建設、据え付け)をパッケージ化し、それらパッケージを相互連結してプロジェクト全体を管理する手法。AWPは、EPCプロジェクトの初期計画、詳細設計、建設に至るまでの作業を包括したもので、実行可能なプロセスとして事前に計画をしておくものである。AWPは、策定済みの建設実施計画を土台にして、生産的で革新的な建設管理手法を明確にするものである。
図 : AWPのイメージ
(プロジェクト全体を細かなワークパッケージに分解して、パッケージごとの管理を行う事で、プロジェクト全体を管理する)
上記を適用することによって、人の手で行ってきた管理を、Digitalizationにより精密化・可視化・予測可能にするプロジェクト管理の改革や、設計・調達・建設・コミッショニング・引き渡しまでを一貫して管理する手法、EPCプロセスの障害となる遅れ、間違い、やり直しを防ぐことにより、コスト(CAPEX)を削減する効果が期待できる。さらには設備投資のコスト削減と透明性確保により、オーナー、オペレータ、コントラクター、ベンダーなど全ての業界ステークホルダが享受できるメリットがあると考えている。
そして、将来的にCIIはAWPを認証化する可能性があり、日本の業界としても迅速に知識を共有し、備える必要がある。この改革に遅れないように、関係企業が団結することにより、各社で行われている取り組みを共有し、この大きな流れを日本から加速させたい。
その受け皿としては、CIIと関係を持った組織体が望ましく、すでに構築されているCOP(Community of Practice)の世界的ネットワークを利用して、COP日本・アジア支部を立ち上げる。
設立趣意書は こちら (PDF)
その他、詳細は資料 「CII-COP 日本・アジア支部設立構想」 を参照とする。
CII Web Link : リンクはこちら
( 2 ) SIG参加メンバーの公募
参加希望の方は、下記アドレスよりメール送信願います。
メールには、氏名・メールアドレス・連絡先等を必ず記載願います。
「5月31日現在 申し込み人数は 8人 です。」
※ PMDX-AWP SIG に関するお問い合わせ先
代表: 日揮グローバル株式会社 林 幹高 メールアドレスは こちら
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