北海道PMセミナー2023『新たな技術と事業の創出』~想定外を越えるプロジェクトマネジメント~

北海道PMセミナー2023テーマ
 『 新たな技術と事業の創出 』~想定外を越えるプロジェクトマネジメント~

宮崎雅年

 2020年から続いたコロナ禍のために停滞した経済であるが、感染拡大と収束を繰り返す中、ワクチン接種の推進および感染拡大防止策を講じながら、徐々にコロナを受容して経済を回す活動が世界的に広まっている。
 また、想定外という言葉が通用しなくなるほど頻発する極端な気象現象とそれに伴う災害が激甚化していることから、一層の安全と安心を確保するための防災が求められている。
 「北海道の持続的発展を支える社会資本整備」「北海道のブランド力向上」「食糧とエネルギーの自給率向上に向けた北海道の役割」に向けた新たな技術と事業の創出について、プロジェクトマネジメントの視点で紹介したい。

日本プロジェクトマネジメント協会 北海道PM研究部会代表  宮崎 雅年 

 

受付は終了いたしました。
多数のお申し込みありがとうございました。

日時

2023年7月21日(金)  9:30~17:00

会場

札幌市民交流プラザ 2階 SCARTSスタジオ 〔会場参加〕〔オンライン参加〕の〔ハイブリッド開催〕
  (〒060-0001 札幌市中央区北1条西1丁目)  〔会場参加〕は、申込先着順・椅子席のみ 20名様 迄となります。
申し込みページの〔参加方法〕欄で、「会場参加」または「オンライン参加」どちらかをお選びください
〔会場参加〕はコロナ感染症対策により、中止となることがあります。
その時には〔会場参加〕申込者は〔オンライン参加〕となりますので、ご了承ください。

[地下鉄] 札幌市営地下鉄東西線、南北線、東豊線「大通」駅 30番出口から西2丁目地下歩道より直結 徒歩約2分
[市電] 市電「西4丁目」駅から徒歩約12分
[JR] JR「札幌」駅南口から徒歩約10分
[バス] 「時計台前」または「北1条」停留所から徒歩約2分

プログラム

※ 講師および演題は、都合により変更することがあります。
PDU取得用PMI® Talent Triangle(3つのスキル)の時間数は以下の通りです。
なお、3つのスキルの名称は次の通り変更されています。
Ways of Working:1.5(以前のTechnical)、
 Power Skills:2.5(以前のLeadership)、
 Business Acumen:2.0(以前のStrategic and Business)

 

9:30~11:00 基調講演(90分)
「次世代情報通信技術の現在とこれから」  

 

太田香 太田 香  室蘭工業大学 大学院工学研究科 教授、コンピュータ科学センター長
 情報通信技術の発展により、物理的に今まで届かなかった場所にも電波を届けることができるようになり遭難対策や災害支援ができるようになった。また超大容量・超低遅延通信により自動運転や遠隔医療の実現が現実味を帯びてきた。本講演では先端の情報通信技術について解説するとともに、本研究グループで得られた最近の研究成果についても紹介する。具体的な例として、Reconfigurable Intelligent Surface(RIS)と呼ばれる特殊な反射板をもとに無線通信環境を制御する基盤技術を研究しており、本講演では、屋内および屋外における複数RIS配置の最適化手法についてご紹介する。
【講演者略歴】
2008年オクラホマ州立大学修士号取得、2012年公立大学法人会津大学博士号(コンピュータ理工学)取得。2013年室蘭工業大学助教、2019年同准教授、2021年JSTさきがけ研究者(兼任)、2022年同教授、2023年同コンピュータ科学センター長。2019、2021、2022年WoS高被引用論文著者、令和5年度文科大臣表彰若手科学者賞受賞。

 

休 憩 (15分)

 

11:15~12:15 特別講演(60分)
「観測ロケットMOMOv1の開発と運用におけるマネジメント」
    ~観測ロケットMOMOv1の意義~
 

 

堀尾宗平
堀尾 宗平 インターステラテクノロジズ株式会社
MOMO/ZERO プロジェクトマネージャ
 インターステラテクノロジズ株式会社(以下IST)では、超小型衛星用ロケットZEROを開発している。2013年から2021年までにZERO開発のマイルストーンとして小型観測ロケットMOMOの開発と打上運用を実施した。2017年にMOMO初号機を打上げた頃は、20名弱だった社員も現在では110名を超えている。急激な社員の増加や市場の動向など、開発を取り巻く環境は大きく変化してきた。そこでは、常に柔軟に最適解を出し続けるマネジメントが求められた。
 本講演では、民間のスタートアップ企業におけるロケット開発の実例としてMOMOv1を振り返り、そこで実施したマネジメント手法について紹介する。
【講演者略歴】
1992年生まれ。京都府出身。室蘭工業大学卒。2016年にインターステラテクノロジズ株式会社へ入社。部品製造、設備施工や管理、開発試験のオペレーションに従事した。2018年より、機体の組付や運用の主任として現場を指揮。2019年より現在まで観測ロケットMOMOのプロジェクトマネージャとして、5号機から7号機の全体指揮を担当。2022年より超小型衛星用ロケットZEROのプロジェクトマネージャも兼任。高圧ガス統括責任者。

 

昼 休 み (45分)

 

13:00~14:00 講演-1(60分)
「着ることでカラダの課題を解決するビジネス」~アシストスーツウェアと抗菌性繊維製品~  

 

中島康成 中島 康成  北海道ポラコン株式会社 代表取締役
 「なぜコンクリート会社がアパレルを!?」 R-e株式会社は雨水の流出抑制をコンサルテーションし、ソリューションツールとしてポーラスコンクリートを企画、製造、販売をしている北海道ポラコン株式会社の子会社であり社内ベンチャー企業である。R-e社は’着ることでカラダの課題を解決するビジネス’をビジョンとしており、事業の柱は①重労働の負担を軽減するアシストスーツウェアの販売、②ニッケル由来の抗菌性繊維’クレピアファイバー’を使用した靴下やインソールの製造販売、③介護用ガウンなど企業側の要望に応じて商品を企画、開発、販売する’孫の手事業’の3つである。
【講演者略歴】
昭和54年生まれ。立命館大学院修了(社会学)。北海道銀行にUターン就職し、中国北京にて海外駐在も経験。帰国後銀行を退職し北海道大学系ベンチャー企業に役員として勤務。1年後に退職し、親から事業承継すべく北海道ポラコン社に入社。2019年より代表取締役。2018年に子会社R-e社を設立し、代表取締役に。

 

休 憩 (15分)

 

14:15~15:15 講演-2(60分)
「電力制御システムに対する内部監査」~NISCの行動計画改訂に伴う対応プロジェクト~  

 

宮崎雅年 宮崎 雅年  北海道電力ネットワーク株式会社 流通内部監査室 主幹
 2022年6月17日に内閣官房 内閣サイバーセキュリティセンターが、「重要インフラのサイバーセキュリティに係る行動計画」(以下、「行動計画」という。)を改訂した。
 今回の改訂では、経営陣が適切なセキュリティ対策を講じる義務があり、対策の不備で情報が漏えいした場合には経営陣が賠償責任を問われる可能性があるとされ、供給網を含むリスクを明確にして供給網全体でサイバー攻撃への対応能力向上が求められ、体制が適切であることを担保するための内部監査などを実施することが明記された。
 今回の行動計画の改訂に伴う電力制御システムに対する内部監査の実施など、対応プロジェクトを講演する。
【講演者略歴】
1986年 室蘭工業大学大学院工学研究科修士課程修了、1988年 北海道電力株式会社入社、2005年 財団法人北海道科学技術総合振興センター出向、2020年 北海道電力ネットワーク株式会社転籍、現在は内部監査部門で内部統制評価、情報処理システム、電力制御システムおよびスマートメーター関連システムのセキュリティ監査に従事。

 

休 憩 (15分)

 

15:30~17:00 講演-3(90分)
「大学におけるプロジェクトマネジメント教育の構造」
    ~ワークショップデザイン系科目とプロジェクトマネジメント~
 

 

松田剛史
松田 剛史 藤女子大学 人間生活学部 人間生活学科 准教授
  藤女子大学 人間生活学部 人間生活学科 学生プロジェクトチーム
 藤女子大学にプロジェクトマネジメント専修が開設して4年が過ぎた。大学教育では4年を、いわばひとつのプロジェクトとして捉えて実践・評価し、カリキュラム等に改善を加えて次のフェーズに入っていく。本講義の前半では、2018年度からこれまでの期間で実施した本学のプロジェクトマネジメント教育を支える3つの「学びの領域」のうち、特にワークショップデザイン系科目を中心に学びの構造とその教育的価値について報告する。後半では、社会問題を捉えた学生たちが学外のプロジェクトパートナーやステークホルダーとともに試行錯誤しながら取り組む姿を含めた活動実績について、学生自らが報告する。
【講演者略歴】
1971年、大阪市出身。大学卒業後、会社員・起業(たこ焼き屋)・中学校教員・NPO運営などを経て、2018年より現職。専門は社会科教育やカリキュラム開発などの学校教育及び持続可能な開発(ESD/SDGs)。修士(教育学)。趣味は畑づくりと国内外を放浪すること。北海道社会教育委員、札幌市環境教育・環境学習基本方針推進委員。

 

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オンラインPMセミナー視聴

PC等をインターネット接続して視聴します。Wi-Fi以外での接続は通信料金にご注意ください。
視聴にはZOOMアプリが必要です。申し込みの前に  こちら にて接続確認テストをしてください。
セミナー3日前に、ZOOMウェビナーへの『アクセスURL』と『講演資料のダウンロードURL』を申し込みいただきましたメールアドレスへお送りします。

参加費

PMAJ個人正会員 税込 3,500円 (本体価格 3,182円)
PMAJ法人正会員の社員または職員 税込 5,000円 (本体価格 4,546円)
PMC、PMS、PMR有資格者 税込 5,500円 (本体価格 5,000円)
ENAA賛助会員の社員または職員/PMI®会員/ITC資格者 税込 7,000円 (本体価格 6,364円)
一般 税込 8,000円 (本体価格 7,273円)
学生 (学生を本分とする方。社会人学生は対象となりません。証明書等発行なし。) 無 料(要申込)
PMAJ法人正会員及びENAA賛助会員の社員または職員の方がお申し込みをされる場合には、必ず企業名を記載してください。企業名の記載がない場合には、一般の参加費となりますのでご注意下さい。
学生の方は、FAX(03-6234-0553)または、  こちら から学生証のコピーをお送り下さい。
学生の方は無料ですが、お申し込みページから申し込みをしてください。その際、必ず学校名を記載いただき、申し込みページの「お支払い方法」では、「銀行振込→否」を選んでいただき進んでください。

支払い方法

お申し込み受付後、電子メールにて参加費等を記載したお申し込み受付確認メールをお送りいたします。
7月17日(月祝)までに、下記の口座にお振込みください。また、お振込み時には、参加者名及び電子メール(受付確認メール)に記載されているお申し込み番号を必ずご記入ください。
なお、受付確認メールの送付には、2~3営業日かかる場合もございますので、ご了承ください。

企業名でお振込みの場合は、事前に電子メール(受付確認メール)の返信にて参加者名、お申し込み番号及び振込み予定日を事務局までお知らせください。
請求書払いをご希望の場合は、支払期日に余裕をもって申し込みをお願いいたします。
恐れ入りますが振込み手数料はご負担ください。
クレジットカード払いの場合、請求書の発行は致しませんのでご了承ください。
なお、クレジットカード決済につきましては、受付確認メール送付後、別メールを送付いたしますのでお手続きください。
5月17日(水)までにお申し込みされ、クレジット払いをご希望された方につきましては、システム上お支払い期日が、お申し込み日から60日後がお支払い期日となりますこと、ご了承下さい。
お支払いには以下のクレジットカードをご利用いただけます。
Visa、MasterCard、JCB、American Express  個人情報の取り扱いについて
領収書をご希望の場合、申し込み時に「要望」欄にご記入下さい。
キャンセルをご希望の場合は、必ずご連絡をお願いいたします。
7月17日(月祝)までにご連絡を頂けた場合、ご入金いただいた参加費から振込み手数料を差引いた金額でご返金いたします。
7月18日(火)以降はキャンセル手続きはできませんのでご注意願います。
【 口 座 名 】  三菱UFJ銀行 本店 普通 0737079
【 名 義 人 】  特定非営利活動法人日本プロジェクトマネジメント協会
 トクヒ)ニホンプロジェクトマネジメントキョウカイ
【 振 込 人 】  参加者名及び電子メール(受付確認メール)に
 記載されているお申し込み番号をご記入ください

申し込み方法

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各種資格の証明書

お申し込みの際に証明書をご希望された方には、北海道PMセミナー終了後2週間以内に、当日ご参加いただいた方宛に、
メールにて『証明書のダウンロード用URL』を送付いたしますので印刷してご利用ください。
PMS資格者のCPUポイント : 12.0 ポイント(証明書を発行します。)
PMP®資格者のPDUポイント : 6.0 PDU(証明書を発行します。)
( Ways of Working(Technical) 1.5、Power Skills(Leadership) 2.5 、Business Acumen(Strategic) 2.0 )
ITCの実践力ポイント : 1.5 ポイント(証明書を発行します。)
PMP®資格認定試験用受講証明書(証明書を発行します。)
 ※ “PMP”は、Project Management Institute, Inc. (PMI)の登録商標です。

協賛・パートナー企業

ピープルサート・インターナショナル、サイフォーマ、TIS千代田システムズ、アジャイルウェア
グローバルプロジェクトデザイン、Smartsheet Japan、パナソニック、日立ドキュメントソリューションズ
日本オラクル、竹中工務店、ビプロジー、東洋エンジニアリング
千代田化工建設、日立製作所、JFEエンジニアリング、日揮グループ
富士通、TIS、横河電機、イノベーションマネジメント
日鉄エンジニアリング、PMアラインメント

問い合わせ先

日本プロジェクトマネジメント協会  TEL : 03-6234-0551

主催:  特定非営利活動法人日本プロジェクトマネジメント協会 (PMAJ)
        〒106-0044  東京都港区東麻布一丁目5番2号  ザイマックス東麻布ビル 7階
        TEL:03-6234-0551(代表)
後援:  経済産業省 北海道経済産業局 (予定)
 特定非営利活動法人ITコーディネータ協会 (ITCA)(予定)
 パナソニックソリューションテクノロジー株式会社

 

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