Advanced PMR Club(APC)
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Advanced PMR Club 活動状況報告

PMAJ APC 薄井 昭人、吉野 良成 : 1月号

1.はじめに
 PMAJの認定資格の1つであるPMR(プログラム・マネジャー・レジスタード)資格取得者の集まりであるAdvanced PMR Club(以下APCと略記)では、「PMRの認知向上活動およびPMRによる価値創造活動を通じて相互啓発し、プログラムマネジメントの普及促進を図ること」を目的として、2018年9月に活動を開始しました。
 PMAJオンラインジャーナルへは、過去、2018年6月号でAPC発足のお知らせを、また、2019年1月号同7月号2020年1月号にてAPCの活動報告を投稿してきています。
 これらの経緯を踏まえ、本稿では2019年7月から2020年12月までのAPCの活動と、今後の取組みについて報告します。

2.活動報告
2.1.定例会合
 APCでは、前述の目的を達成すべく、「認知向上分科会」「価値創造分科会」の二つの分科会を作り、それぞれの分科会活動を進めるとともに、隔月で「全体会合」を開催し、会員全員による分科会の進捗等の共有と、進め方の確認などを行なってきました。
 2020年12月現在、APCには18名のPMR資格取得者が参加し、活動しています。
 2020年1月~12月の会議開催実績は、次のとおりです。

全体会
第6回 2019年8月22日 各分科会活動の報告
2年目の活動検討
第7回 2019年10月23日 1年目の活動報告
2年目の活動計画策定
第8回 2019年12月19日 各分科会活動の報告
PMAJ HP上でのPMRメンバー紹介について提案
APCのHPコンテンツ更新の提案
第9回 2020年2月27日 各分科会活動の報告
(今後、全体会のある月は認知向上分科会と同時開催する)
PMシンポジウム発表に向けた準備
PMAJ HP上でのPMRメンバー紹介について検討
APCのHPコンテンツ更新の検討
第10回 2020年4月23日 各分科会活動の報告
PMシンポジウム発表に向けた準備
PAMJジャーナル68号投稿呼びかけ
PMAJ HP上でのPMRメンバー紹介について報告
協会HP:PMRメンバー紹介(現在10名)
協会HP:PMRメンバー紹介(現在10名)
APCのHPコンテンツ更新の報告
Advanced PMR Club ホームページ
Advanced PMR Club ホームページ
第11回 2020年6月25日 PMシンポジウム発表に向けた準備
第12回 2020年8月27日 PMシンポジウム発表に向けた準備
PMAJジャーナル68号投稿報告(4名) <2.2 参照>
実践事例集(第2版)準備<2.3 参照>
第13回 2020年10月15日 PMシンポジウム発表報告 <2.4 参照>
2年目の活動総括
3年目の活動に向けての討議
第14回 2020年12月17日 実践事例の収集
17th DIA Japan Annual Meeting 2020発表報告
オンラインジャーナル2021年1月号の内容検討

認知向上分科会
第8回 2019年7月30日 PMシンポジウム発表内容の検討
配付冊子コンテンツ確認
第9回 2019年8月27日 PMシンポジウム発表資料の確認
第10回 2019年9月19日 PMシンポジウム・アンケート振り返り
第11回 2019年11月13日 2年目の活動検討
第12回 2019年12月17日 2年目の活動検討
11月30日講演・アンケート振り返り
PMシンポジウム発表に向けたテーマ検討
第13回 2020年3月25日 PMシンポジウム発表に向けたアブストラクト検討
実践事例集への追加事例の確認
PMAJ HP上でのPMRメンバー紹介について検討

2.2.PMAJジャーナル第68号 投稿レポート特集(2020年8月発刊)への投稿
 2020年8月発刊のPMAJジャーナル(電子版)では、「プログラムマネジメントの要諦」という課題に対して6編の論文が掲載されましたが、そのうち4編を、APCの会員が執筆しています。詳細は、 こちら をご覧ください。

No. タイトル 執筆者
1 プログラムマネジメントの要諦 ~APCでの実践事例研究からの一考察~ 株式会社竹中工務店 CSR推進部長
林 健太郎
2 2005年から始めたプログラム・プロジェクトマネジメント(P2M)の見方・考え方・進め方を活用した実践活動 ~中小規模の会社(組織)での全員参画型業務改革プログラムの構築と実践・支援・応用~ デリア食品株式会社
生産本部 生産戦略部
藤澤 正則
3 マネジメント能力とその評価に関する考察 株式会社竹中工務店 専門役 
坂井 剛太郎
4 リアルなP2Mプログラムマネジメント実践とは
森 邦夫

2.3.「プログラムマネジメント実践事例集(エッセンス版:第2版)」の発刊
 2019年8月に初版を発刊した小冊子「プログラムマネジメント実践事例集(エッセンス版)」に対し、新たに5つの事例(実践事例3, 研究事例2)を加え、全13事例からなるに2版を2020年8月に発刊しました。第2版に掲載した事例を、表 1.に示します。
 実践事例集は、 こちら からダウンロードが可能です。この事例集では、1つの事例につき見開き2ページでそのエッセンスを紹介していますが、いずれの事例についても60~90分で詳細を講演する準備もできていますので、ご興味を持たれた方はPMAJ事務局までお問合せください。

表 1.プログラムの類型と実践事例集第2版掲載事例
表 1.プログラムの類型と実践事例集第2版掲載事例

2.4.PMシンポジウム2020での講演
 PMシンボジウム2019(2019年9月5日・6日開催)でAPC有志3名により「PMRが語る プログラムマネジメントの使い道」を講演しました。続くPMシンポジウム2020(2020年9月10日・11日開催)は、コロナ禍の影響で大会初の全面無観客オンライン開催(一般講演は事前録画によるオンデマンド配信)となりましたが、APC有志3名で「PMRが語る 非常事態とプログラムマネジメント」というテーマで講演しました。同講演で紹介したのはは、表 1.にある類型「非常事態」に含まれる3つの事例で、台風被害・介護問題・新型コロナウイルス感染症といった非常事態を、いずれも「プログラムマネジメントの実践事例」という視点で整理しています。

「PMRが語る 非常事態とプログラムマネジメント」

「PMRが語る 非常事態とプログラムマネジメント」

3.今後の活動予定
3.1.3年目の活動
1 ) プログラムマネジメント実践事例の収集
2 ) 事例の発表:例会、PMシンポジウム、その他のイベント(DIA Japan発表)
3 ) その他の研究

4.おわりに
 APCは、PMRの有資格者であれば誰でも参加できます。
 参加をご希望の方は  こちら (PMAJホームページ)からご連絡ください。
 入会された方には、理事長よりPMRバッジが授与されます。
PMRバッジ

 多くの方々のご参加をお待ちしています。

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