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Advanced PMR Clubの発足に向けて

Advanced PMR Club準備委員会 林 健太郎 : 6月号

PMAJ会員の皆さん、こんにちは。私は、PMSを2003年春に、PMRを2017年春に取得しました。PMR資格試験合格者が初めて誕生したのが、2005年春。以来、2018年3月までに(たった!)82名のPMR資格保有者が誕生しています。(ちなみに、PMS資格保有者は5,650名です)さて、今回はそんな数少ないPMR有資格者のコミュニティについて、情報発信させていただきます。
PMAJの定義によれば、「プログラムマネジャー・レジスタードProgram Manager Registered」は「プログラム・プロジェクトマネジャーに必要なP2M実践力を保有」することを試験により認定された人材であり、「実践力」を「思考能力・体系的知識・マネジメント行動スキル・基本姿勢からなる総合的な能力」と位置付けています。
私の職歴で振り返れば、39歳でPMS資格を取って、「P2Mの知識体系は知っている」状態で所属組織における担当業務をこなし、PMAJのコミュニティで異業種交流をする中で、P2Mの理解を深めながら、自信をつけていきました。この「自信がある」状態が、周りから見れば「実践力を持っている」ということだろうと思っています。それを、第三者の目で確認していただくのが、PMR試験だと思い、ようやく53歳で受験した次第です。
さて、なぜ私がPMR資格を取得するのに、こんなにも時間がかかったのか?私なりに振り返ってみると、①PMR資格を持っていても、いなくても、差がない(社会的認知の不足)、②PMR資格試験自体がどんな内容なのかよくわからないので、どんな準備をすればいいか、わからない(試験広報の不足)、③PMR資格試験の時間的・金銭的ハードルが高い(東京のみでの開催)、ということが挙げられます。
そんなPMRのコミュニティとして、2012年にPMRクラブが発足しました。PMR有資格者に限定すると参加者が少ないため、PMR資格取得を目指す人も参加可能として活動し、私も数回参加させていただきました。その後、2017年には、P2MクラブがPMAJ会員のコミュニティとしてオープン参加機能を有することになり、PMR有資格者に限定したコミュニティを新たにAdvanced PMR Clubとして発足させようという有志が集まり、検討を重ねてきました。
2018年になり、3月末の会合で「半年間、準備委員会を立ち上げ、詳細を検討する」ことが合意され、4月末の第1回準備委員会、5月末の第2回準備委員会で設立の目的を以下の通り合意しました。

■ Advanced PMR Club設立の目的
本会は、PMR資格を保有する会員が、PMRの認知向上活動およびPMRによる価値創造活動を通じて相互啓発し、プログラムマネジメントの普及促進を図ることを目的とする。

ということで、どんな活動になるかは未知数ですが、今年9月から正式に活動を開始すべく、準備を進めています。7月から協会HPでも詳細情報を発信予定です。PMR有資格者の皆さんで参加しようと思う方は、ご連絡をお待ちしています。
連絡先 : PMAJ事務局   メールアドレスはこちら

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