エンジ・建設・製造トラック


■EG-1 ■開始時間:13:10〜14:10
■講演タイトル:薄型デジタルテレビに見る製造業の

国際競争力と技術マネージメント
■講演者:山口 南海夫
株式会社日本ビクター 顧問
■講演紹介:
ここ数年の間にテレビはブラウン管アナログテレビから薄型デジタルテレビに大きく姿を変えた。
テレビは長い歴史をかけて今日の姿にまで発展してきたがそれが今、薄型ディスプレーデバイスとデジタル技術が組み合わされた全く新しい世界に突入したのである。

その変化は全世界同時に進行し、製造業の在り方に大きな変化をもたらした。
日本の製造業の国際競争力のために多いなる教訓を残したと同時に、技術マネージメントの在り方にも大きな変化をもたらした。
同様なことがデジタル技術の浸透とデバイスのモジュール化に伴って他の分野でも起こる可能性がある。

本講演ではこれらを解説するとともに我が国の製造業の新しい取り組みについて考察する。
■講演者略歴:
1969年松下電器産業株式会社入社以来26年間カラーテレビの開発設計を中心に映像機器開発を担当。
その後システムLSI開発センター所長として半導体開発、松下情報システム株式会社社長としてソフト開発を
担当。
2001年日本ビクターに移籍。
専務取締役兼技術開発本部長として技術経営を担当。2008年顧問退任。

■EG-2 ■開始時間:14:30〜15:30
■講演タイトル:P2Mで拓く新たな製造業の可能性

蓄積した組織能力を顧客・市場の潜在ニーズに結びつける
■講演者:北村 保成
パナソニックラーニングシステムズ株式会社

顧問
■講演紹介:
厳しい経済環境にある日本の産業を引き続き製造業が牽引していくことが求められる。

そのためには、これまで世界をリードしてきた製造業の底力(組織能力)を改めて正しく認識し、グローバルな視野と視点から、顧客・市場の潜在的なニーズと結びつけた新たな事業創造が必要である。

このことにP2Mがいかなる貢献が可能か現在PMAJを中心に委員会活動で研究中であり、その成果を紹介す
ることによって、新たな産業育成に向けた第一歩となることを祈念するものである。
■講演者略歴:
1972年 松下電器産業株式会社入社。
本社、ビデオ関連部門で人事を担当、山形工場工場長、事業企画部長、営業部長を歴任。
1997年(株)松下情報システムテクノロジー初代社長、2001年システムソリューション部門の人材開発センター所長。
2005年パナソニックラーニングシステムズ株式会社社長を経て2008年から現職。

■EG-3 ■開始時間:15:50〜16:50
■講演タイトル:アメリカ現地法人運営を通したP2M実践事例

プロジェクトとプログラムのコンカレントマネジメント
■講演者:坂井 剛太郎
株式会社竹中工務店

大阪本店 本店長席 副部長
■講演紹介:
国内外での新築・増築・改築・改修工事や技術指導等のプロジェクトに加えて、大組織での業務改革プロジェクト等の経験の後、3年にわたりアメリカ現地法人の経営に携わった。

経営課題として課せられた「安定化」を実現するために、営業・生産・維持保全の各フェーズでの個別プロジェクトマネジメントと共に、意識・組織改革プロジェクトの統括マネジメントを、刻々と変化する市場環境の中でオンタイムに調整・実施してきた。

帰任後、国内の(近畿圏)地域事業体の経営に関与する中で確立した、経営をプロジェクトとプログラムのコンカレントなマネジメントの複合体とした考え方について、海外駐在時の活動の実施事例に沿って説明する。
■講演者略歴:
1982年に京都大学を卒業後、株式会社竹中工務店に入社。
日本での工事施工管理、タイ、アメリカでのプロジェクト管理、本社生産統括部門、香港での技術指導・現地法人運営、中国現地法人立上支援等を担当し、2004年に現地法人代表としてアメリカへ再赴任。
2008年帰任後、現在は大阪本店長直属スタッフとして特定課題を担当。