PMAJジャーナル40号:論文募集のお知らせ
ジャーナル編集長
岩下 幸功
PMAJジャーナル40号:論 文 募 集
特集T:「グローバルPM」
特集U:「PMO (Program Management Office)」
 ジャーナル40号(2011年4月発行)では、「グローバルPM」と「PMO」を特集致します。つきましては、下記の要綱でPMAJジャーナル論文を募集します。皆様方からのご応募をお待ちしております。

特集I:「グローバルPM」関連
1.1 趣旨
 サブプライムローン破綻と共にドル安、ユーロ安から逃避するための資金が円買いに集中し、急激な円高・デフレとなり、日本経済は新たなグローバル化に直面しています。今回のグローバル化にはこれまでの下流での対応ではなく、R&Dを含むより上流での抜本的長期的な戦略に基づく「グローバル経営」の在り方を問い直す必要があると言われます。日本市場の日本本社とBRICsを初めとした海外市場の海外拠点及び海外パートナーとの線引き役割分担を見直し、新たなグローバル体制の構築が本格化してきました。このような中に在って、PMにも「グローバルPM」としての新たなステージへと進化する必要性に迫られています。先のジャーナル37号では「私流PM、日本流PM」を特集しましたが、今号ではその進化系として「グローバルPM」への方向性とその課題及び期待を探ります。

1.2 応募テーマ例
 以下のような分野における調査・分析論文、実証論文、提言論文を募集致します。
「グローバルPM」の最新動向・・・欧米でのPM、アジアでのPM、その他について
「グローバルPM」とは何か? その「あるべき姿」と課題及び期待について
「日本のPM」と「欧米PM」、文化、風土、ビジネスルール、ビヘイビア、等について
「グローバルリーダーシップ」とソフトスキルについて
クロスカルチャープロジェクトにおけるコミュニケーションについて
ダイバーシティマネジメント(Diversity & Inclusion)とPM
「P2Mのグローバル化」について、その課題と方策について
人材のグローバル化対応と「英語を社内公用語に」の是非について
日本のインフラ技術の海外展開とリスクマネジメントについて
海外プロジェクト現場からの事例報告
空洞化が懸念される国内市場にどう対応するか?
その他(ご自由にテーマ設定下さい)

特集II:「PMO (Program Management Office)」関連
2.1 趣旨
 グローバル競争の下で環境変化が常態化し、全ての組織(個人)にとって、日常的に「変化」をマネジメントすることが求められています。このような中にあって、コーポレートコックピットとして、所謂PMO(Program Management Office)が注目されています。
 PMOとは、プログラムマネジメントを執行する組織体です。複数のプロジェクト間の整合性を確保しつつ個別プロジェクトを成功へと導くだけでなく、組織全体の最適化を果たすために不可欠な機能を担います。具体的には、プロジェクト間の優先順位づけや資源配分の決定、プロジェクトの追加や中止の意思決定、およびプロジェクトの監視・統制・支援など、広範囲な機能にわたります。なおPMOは、「Program Management Office」と別に、「Project Management Office」を意味する場合もあります。この場合のPMOとは、「管轄するプロジェクトを集中的にまとめて調整するマネジメント活動の組織体」と定義されています。PMOという表現を使わず、「総合企画部」「標準化推進室」「品質管理部」・・・という名称で、PMO的機能を担う組織体もあります。
 今号では、組織におけるPMO(及びそれに準ずる組織体)の最前線状況とその課題を探りたいと思います。

2.2 応募テーマ例
 以下のような分野における調査・分析論文、実証論文、提言論文を募集致します。
PMOとは何か?その機能と役割と責任について
PMOの「「あるがままの姿」と「あるべき姿」について
支援型PMO、管理型PMO、統合型PMO、戦略型PMO・・・について
PMOの導入推進に関する課題、組織的位置づけ、他の組織との関係について
PMOとスポンサーシップ獲得、全社ガバナンス、PMガバナンスについて
PMOとプロジェクト支援、コンサルティング、基準・手法の開発・維持について
PMOと人材育成、リテラシの向上、人材アサインメント、キャリアパスについて
PMOと品質改善、生産性改善、工程改善、CMMI/SPIなどへの取り組みについて
PMOとコミュニケーション及びリスクマネジメント、意思決定について
コーポレートコックピットとしてのPMOについて
PMOによるグループ企業横断的な活動について
その他(ご自由にテーマ設定下さい)

<スケジュール>
@2010年12月31日 :アブストラクト(300字程度)締め切り
A2011年1月10日 :採択結果のご連絡
B2011年1月31日 :本原稿提出締め切り

<提出・問合せ先>
            多くの方々からのご応募をお待ちしています!
            アブストラクトをご送付ください!(締め切り:12月31日厳守)
                  →PMAJジャーナル編集長 岩下 幸功    メールの宛先は こちら 

<執筆要綱>
    記述フォームを整合させたく、一般的な論文書式に準拠して記述頂ければ幸いです。
    (不明の場合は、 こちらの執筆要綱 をご参照ください!)

以上