理事長コーナー
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P2M資格試験に挑戦してみませんか

PMAJ 理事長 加藤 亨 [プロフィール] :9月号

 みなさんは、PMAJがP2M資格試験を実施していることはご存じだと思います。ただ、この資格試験がどのような経緯で導入・設計されてきたかについては、あまり知られていないかもしれませんね。
 そこで今回は、P2M資格試験制度について解説したいと思います。

 P2M資格試験のベースとなる、P2M標準ガイドブック(以下、P2Mガイドと略す)の初版は、2001年11月に発行されています。その序文の中で「今後、日本企業は『ものづくり』中心の発想から転換して、『仕組みづくり』による再生に注力しなければならない。」と提言されています。
 また、序文に続くはじめにの中で、「現代社会では、弁護士、技術士、会計士など多種類の職業人が組織の縦断的個別分野で活躍しているが、一方で、横断的テーマに責任をもって問題解決できる職業人が必要とされている。とりわけハードウェアとソフトウェアなど複数の異なる領域で横断的融合が加速している知識情報化分野では、このような『使命達成型職業人』の活躍の場は広範囲にわたり、その人材育成と資格認定が急務となっている。」として、その人材育成と資格認定の仕組みとして、P2M資格試験制度を設計したという経緯が記述されています。

 この部分の記述は、まさに、21世紀が「プロジェクトエコノミー」といわれる、目的達成型業務中心のビジネスモデルへ変革することを正確に予測し、その時代に対応するためのキャリアモデルを先駆けて提供し、「使命達成型職業人の生涯学習の手段」としての役割を果たしてきたと考えています。
 PMAJとしては、これからさらにプロジェクト・プログラムの重要性が高まると想定しており、P2M資格試験制度をさらに充実させて行こうと考えております。
 このほど、このような状況に対応するため、改めてP2M資格試験制度のパンフレットを更新いたしました。
 以下のURLからダウンロードできますので、ぜひご活用ください。
 P2M資格試験・講習会パンフレット

 また、P2MガイドブックやP2M資格試験制度全体を概説した動画もありますので、ご興味のある方は、以下のURLからご視聴ください。
 P2M概要について

 新しい教養としてのP2M資格試験にぜひ挑戦してみてください。

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