先月号でも触れたが、今月、(一財)海外産業人材育成協会(AOTS)から日本プロジェクトマネジメント協会が受託した、世界の発展途上国全域に向けた3時間のオンラインP2Mセミナーを1月20日と26日の2回、実施したが大成功裏に終了した。
AOTSにとって公式のオンライン研修は、はじめての試みであったが、1回目はアジア、ヨーロッパ、アフリカ対象で、14カ国から360名、2回目は中南米対象で5カ国50名の参加があった。
AOTSは、日本でAOTS研修を修了した方々の同窓会が発展途上国全域に76あり、この同窓会が集客を担当してくれるが、400名という数は3時間のセミナーであり、そうそう獲得できる数ではない。
セミナーは、”The Growing Role of Project and Program Management in All Weathers”と題し、プロジェクトマネジメントとプログラムマネジメントの要諦を解説し、New Normalityに当面する世界で、P2Mがいかに有用であるかを訴求する内容で、P2Mへの興味を喚起し、来年度以降のAOTSでのレギュラー2週間研修(PPTP 研修)の集客を促進する目的で企画したが、新春早々P2Mのしらべは、途上国全域に鳴り響いたことになる。
主催者も必勝の構えで準備を行ってこられたので、筆者自身も倍旧の準備をして臨んだおかげで、進行は円滑に進み、タイムマネジメントも時計を見る事なしに誤差1分以内で収まった。個人的には昨年10月以来4カ月で、世界50カ国1,100名にオンラインメッセージを届けたことになる。