関西例会部会
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第153回関西例会 報告

PMAJ関西KP/幹事 下野 善弘 : 10月号

○開催日時: 2020年08月28日(金) 19:00~20:30 (懇親会~21:00)
○開催場所: オンライン開催
○テーマ: 「HORIBA流ダイバーシティマネジメント」
 ~ステンドグラスプロジェクトと働き方改革~
○講師: 森口 真希 氏/株式会社堀場製作所 ステンドグラスプロジェクト推進室 室長
○参加者数: 58名 (スタッフ、講師含む)
 
ステンドグラス
 
○はじめに
 第153回関西例会は、新型コロナウィルス感染症渦中で中止とした3月度関西例会をオンライン方式にて開催しました。関西地区では前年度最後を飾るに相応しい内容であっただけに本当に残念でしたが、このような形で実現できたこと、大変喜ばしく思います。

○講演概要紹介
 京都発、分析・計測機器の総合メーカーである堀場製作所(HORIBA, Ltd.)の社是は「おもしろおかしく」。この社是には、常に「やりがい」をもって仕事に取り組むことで、人生の一番良い時期を過ごす「会社での日常」を自らの力で「おもしろおかしい」ものにして、健全で実り多い人生にして欲しいという前向きな願いが込められています。今回の講演は、そのスピリッツを生かした「ステンドグラスプロジェクト」を紹介していただきました。この「ステンドグラスプロジェクト」は、「おもしろおかしく」働ける舞台を提供するダイバーシティ推進プロジェクトであり、世界27か国に広がるホリバグループ(堀場製作所及びグループ会社の総称)で活躍する人財一人ひとりがステンドグラスのように多様に輝くことが当社の強み、という思いから命名されました。

○ステンドグラスプロジェクト
~個人も会社も成長し、「おもしろおかしく」豊かな未来をつくろう~
【ミッション】
色とりどりの個性・才能が輝き、新たな価値を創造しつづけることでスーパードリームチームを実現する。
【ゴールイメージ】
1.多様性でHORIBAの企業競争力を向上する。
2.次世代リーダーや多様な働き方のロールモデルを創出する。
3.働き方の抜本的な改革により生産性向上を実現する。
【3つの行動指針】
1.「無意識の壁」を超え、個の能力を最大限発揮する(意識)
2.2 Wayコミュニケーションによる相互理解でチーム力を最大化する(対話)
3.チャレンジ精神で働きがいを追及する(挑戦)

 講演では、ステンドグラスプロジェクトの軌跡、推進領域、数値目標(KPI)、ダイバーシティ推進・働き方の改革の方向性、現推進体制でのロードマップ、HORIBAの変化と成果、推進力について、等の具体的な説明紹介がありました。特に、「ステンドグラスプロジェクトの推進力」の説明では、このプロジェクトを推進する上で難しかったこと、またどう対応してきたか、など多くの有用な情報、ノウハウを聞かせていただきました。そのスライドの一つを以下に載せておきます。
 
ステンドグラスプロジェクトの推進力
 
そのほか、Good Place勤務制度(今話題のテレワーク制度)などのHORIBA流働き方改革の取組事例紹介もしていただき、最後に「今、私達にできること」として、「無意識の壁を超える」「コミュニケーションで相互理解」「Challenge! Super Dream Team」を挙げて、講演を締めくくりました。

○おわりに
 取組みの紹介や写真を多く入れていただいたことで、内容をより深く理解、実感できました。また、一度休憩を入れる試みにより、1時間半の長い講演が疲れずに聞くことができました。懇親会も盛り上がり、あっという間に30分が終わってしまいました。初のオンライン開催の関西例会としての不安もありましたが、非常に満足な結果になったと思います。
 最後に、関西例会は東京地区の例会と同じ要領でのオンライン開催方式での再開となりました。今年度の例会は、以下のスケジュールにて運営して参りますので、ぜひご参加をお願いいたします。
関西例会(関西地区企画): 11月、 2月
例会  (東京地区企画): 9月、10月、12月、 1月、 3月

以上

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