PMプロの知恵コーナー
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「エンタテイメント論」(149)

川勝 良昭 Yoshiaki Kawakatsu [プロフィール] :8月号

エンタテイメント論


第 2 部 エンタテイメント論の本質

7 本質
●エンタテイメントの片鱗を感じること
 エンタテイメント論の「創造」は、前号から「本質」の章に移行した。今後、エンタテイメント」は何か? エンタテイメント事業とは何か? エンタテイメントが日本の企業、社会、生活などに如何なる影響を与えているのか? などを明らかにしたい。

 特にエンタテイメントは、既存事業の改革や新規事業の達成に重要な働きをする。この事が日本で殆ど知られておらず、そもそもこんな事を主張する学者や評論家など、筆者以外に日本に殆どいない。しかしエンターテインメントの効果を活用し、事業に役立たせる価値は極めて大きい。この機会に、エンタテイメントの「本質」を理屈(理性)で認識するだけでなく、それを感じて(感性)認識する事を薦める。

  出典:That's Entertainment MGM Movie 1994  imdb.com/title/tt0111408 出典:That's Entertainment
MGM Movie 1994
imdb.com/title/tt0111408

 この薦めの一環として、4年前の2016年6月25日に寄稿したエンタテイメント論の100号の一部を再度、掲載した。同号では、3つの「歌」を紹介した。夫々にアドレスを付けた。クリックし、YouTubeで聞いて欲しい。

 しかし歌は聞く人の好みによる。従って3つの「歌」を読者に唄って欲しいとか、好きになって欲しいとか主張している訳ではない。あくまでエンタテイメント論として、エンターテインメントの一部であり、片鱗である「歌」を感じて貰うためである。

●どんなときも(作詞・作曲:槇原敬之)
 「あの夢は、古ぼけた教室の隅に置き去りのまま。どんなときも、どんなときも、僕が僕らしくあるために“好きなものは好き”と言える気持ちを抱きしめてたい。どんなときも、どんなときも、迷い探し続ける日々が答えになること、僕は知ってるから(歌詞抜粋)」

出典:「どんなときも」 堂本ブラザーズバンド×杏
出典:「どんなときも」 堂本ブラザーズバンド×杏
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●Life Can Be Beautiful(作詞:Chloe Monroe 作曲:川勝良昭)
 作曲は筆者、作詞はChloe Monroe。筆者は夢の実現と成功に挑戦する人のためにラブ・ソングの形で作曲したもの。「人生賛歌」の曲でもある。

 筆者がピアノを担当し、約30年前から編成して現在も活動する「The Kings Trio + One」と云うバンドがある。コロナ危機で東京都内のライブハウスでの出演を中止している。Chloe Monroeは、以前、このバンドのレギュラー・米人女性歌手であった。と同時に筆者が岐阜県理事をしていた時の秘書官の一人でもあった。

 本曲は、筆者のエージェントである(株)ビクター・ミュージック・アーツを通じて日本音楽著作権協会(JASRAC)から著作権を取得している曲である。

左の丸い色の「Life Can Be Beautiful.mp3」をクリックすると歌とピアノの試作テスト録音が聴ける。
テストのため敢えて速いテンポで歌唱 & 演奏した。

Life Can Be Beautiful

●私 (作詞:檜垣俊幸 作曲:川勝良昭 演奏 & 音源制作:川勝良昭)
 某会社の創業者で、息子に経営を譲った筆者の古くからの友人の檜垣俊幸は、筆者にEメールに「詩」を添えて送ってきた(2014年6月15日)。大変良い内容であったので歌詞として起用し、作曲(2014年9月5日)した。そして電子楽器でデモ音源を作って彼に送った。彼は、それを「カラオケ」としてYou Tubeにアップロードした。なお筆者が作曲した時の「手書きの譜面」を参考までに掲載した。

出典 「私」カラオケバージョン You Tube 作詞:檜垣俊幸 作曲:川勝良昭
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出典 「私」カラオケバージョン You Tube 作詞:檜垣俊幸 作曲:川勝良昭

出典 「私」作詞:檜垣俊幸 作曲:川勝良昭

 「どんなときも」は、大学生や若い社員向けの歌として紹介した。「Life Can Be Beautiful」は、バタ臭い洋物好きの管理者向けの歌として、「私」は、昔を思い出して涙する社長、役員、古手社員などの中高年向けの歌として紹介した。

 ちなみに筆者は、現在、本職の傍ら、東京都内のジャズ・ライブハウスでジャズ演奏活動をする一方、作曲要請を受けて作曲し、デモCDまで作成して依頼者に納入する作曲活動をしている。筆者は後期高齢者だか、若者向けに歌の作曲もしている。従って筆者は「エンタテイメント」の実活動をしているので、「エンタテイメント論」を論じる資格があると勝手に自負している。

 余談であるが、もし読者で「歌詞を作ること」が大好きな人は、筆者にPMAJを通じて作詞した歌詞を送って欲しい。筆者は事前相談の上、作曲し、その歌のデモCDを作って送る積りだ。しかし作曲料など一切請求しない。

 もしその歌がレコード化やTV番組への活用などの可能性がある場合は、筆者のエージェントである(株)ビクター・ミュージック・アーツを通じて日本音楽著作権協会(JASRAC)から「作曲」だけでなく、その「作詞」に関しても「著作権」を取得する。

 しかし誰でも作曲したり、作詞したらJASRACから「著作権」を取得できる訳ではない。取得条件は作曲者や作詞者が日頃、プロとしての音楽活動をしている事である。筆者はその音楽活動を「本職」の傍らしているので、作詞者がその活動をしていなくても問題はない。

つづく

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