グローバルフォーラム
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「グローバルPMへの窓」(第142回)
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グローバルPMアナリスト  田中 弘 [プロフィール] :2月号

 今年も1月は駅伝への思いから始まった。箱根駅伝は青山学院大学チームが王座を奪還し、監督と選手が住んでいる町田市市民として我が家は大いに盛り上がった。長女と三女は家族で沿道応援に繰り出した。
 2週間後の皇后杯都道府県対抗女子駅伝では、筆者が応援する新谷仁美選手が東京都チームのアンカーとして、今年も、最終区間で7人抜きの区間賞で東京チームを初の三位に押し上げた。レース後のコメントで、何としても東京を勝たせたかったので、バトンを受けたらタクシーに乗るべきであった、と新谷節がさく裂した。新谷選手はその一週間後にはテキサス州ヒューストンで開催されたARAMCO Half Marathonで世界の強豪を抑えて日本新記録で2位に1分30秒差をつけて優勝した。
 超人新谷は26日の大阪女子マラソンでペースメーカーを務めることも決定している。2月には5千メートル競技を2回走るそうだ。オリンピックイヤーであるが、壊れることを恐れていてはオリンピック1万メートルへの道が開けないという新谷選手の思いは、「プロジェクトマネジャーは前進あるのみ」と企業時代に徹底的に教えられた筆者や同僚だったプロジェクトマネジャー達にも強い響きがある。新谷選手は、筆者が2014年から客員教員を務める岡山県立大学の所在地、岡山県総社市育ちである。

 国際情勢が緊迫している。イランと米国の衝突が先鋭化し、そのあおりで、筆者も5回利用したことがある、ウクライナ国際航空の旅客機がテヘラン空港近くでミサイルに誤射され爆破し多くの犠牲者がでた。さらにここ1週間は中国の新型コロナウィルスの患者が拡大しつつあり、春節にあって多くの中国人旅行客が来日する日本は水際防疫体制でおおわらわだ。
 筆者は過去10年教員で中立を貫いているので、イラン、ウクライナ、中国に大変親しくしている教員仲間や指導教員を務めた元学生が居る。彼らとは定期的にコミュニケーションをとっているので、繋がっている状態にある。イランの教え子の一人は北米の大学院で研究者をしており、ストレスは図り知れないものがあろう。
 中国の蘇州在住の元学生や親しい友人達も大きなホテル業所属であるので防疫体制を強化している。ウクライナのパートナーである大教授には、5月のウクライナPM協会年次大会への筆者の帰還が実現するように、費用捻出の研修を中央アジアのある国で仕組み中である。筆者の今年もサンクトペテルブルクからニューデリーまで5都市への遠征を計画しておりユーラシアイヤーである。
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