10月はパーソナル国際交流の月であった。3週連続で教員仲間とディナーをしながら情報交換をした。まず、シドニー大学 Lynn Crawford教授が3年ぶりに、東京大学とのジョイントシンポジウム開催のため来日され、一夕PMAJ主催夕食会を持った。先生は、かつて、P2M国際化のヘッドコーチであり、個人的にもフランスの大学院で主任教授であったので親しい間柄であり、今回も最先端研究テーマについて熱い交流ができた。筆者が、元気ではあるが、左膝の痛みはちょっと長い歩行に支障がある旨話したら、先生は半年前までの膝痛を姿勢改善で克服したと教えてくれたので、当方も家人の姿勢矯正用の木椅子を使用してみたら大きな効果がでている。
その一週間後には、国内大学院の先生方3名と南欧料理で盛り上がった。話題は、私を含めて3名が所属する(した)大学院の研究科について、今日本に必要なアントレプレナーシップについて、フランスについて(1名はフランス人)、社会科学の研究法について、など2時間半があっという間に過ぎ、続きのラウンドは来年正月にと約束した。
そしてまた一週間して、今度はフランスから来日中のLaurence Lecoeuvre教授とご主人を和食ディナーでもてなした。ロランス先生は私が17年間所属したSKEMA Business School プロジェクトマネジメント学研究科の元研究科長で、現在は別のフランス・ビジネススクールのモナコ校で教えている。コンセプトカー(モーターショウで展示される未来先導カー)の創作会社の社長であるご主人の東京出張の後半に合流したが、昨年1月に来日し、筆者と慶應大学院ビジネススクールで特別セミナーを実施し、二家族で京都旅行をして日本のエスプリに触れ再来日の機会を狙っていたようだ。その間に筆者は、彼女の本拠ニースに共同研究の打ち合わせに行って、南仏を見てきている。
研究者もさまざまで、馬が合わない人がほとんどであるが、この先生とはメンタリティーも同じところがあり、貴重な存在である。ご主人は世界のトップカーメーカーのコンセプトカーを手掛けている鬼才で、ニースとカリフォルニアに大きな工房を持っている。