最初にコンサル契約の基本的な原則を示しておくと、コンサルタントの過失に基づく業務実行結果の損害に対する賠償責任はコンサル会社は取らないといった(Legally Not Liable)が慣例となっているということです。この契約は純粋にいわゆるプロジェクトの構想や企画といった上流段階のみの仕事が対象であり、特別な条件が示してない限り、以降の実行段階でこの企画内容に不備があっても一切責任の無い契約となります。
よって、発注者側もはっきりとした自分の意見もって、最終判断は自分自身であるといった信念でコンサルタントに対応していく必要がある。
すなわち、コンサルタントを利用する場合は、盲目的に信頼せず、若干批判的な目で利用し、最終判断は自分がするという意識で利用することが大事です。