1995年、私が「きぼう」開発プロジェクトの電気通信ソフトウェアグループのマネジャーになった頃は、NASAが開発する統合システムソフトウェアと「きぼう」のソフトウェア間、「きぼう」内の各制御装置に搭載されるソフトウェア間のインタフェース仕様の調整や、ソフトウェアの開発手法の標準化、設計文書の整備と文書間のトレーサビリティの確保など、ソフトウェア要求や、開発管理要求をNASAと調整していた時でした。NASAは、これらの調整に加えて、衛星開発にはないコンピュータシステム(CBCS:Computer Based Control System)安全要求を参加国に提示してきました。