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池上彰氏 「何でも質問していただいて結構です」
池上彰氏は、誤った説明や発言が許されないテレビ番組の生放送で「何でも質問していただいて結構です」と答えたのである。その言葉に鹿島氏は衝撃を受けた。その後の生放送で池上氏は間違いなく答えていく。池上氏は常に最新の情報を収集しており、その準備を行なっているからこそできる発言であった。このことから授業で学生には、以下のことを教育している。
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多方面から考える力を身につけるために発表する機会を多く与える。 |
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準備の大切さを理解させるためどんな質問にも答えさせる。 |
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質問力を鍛えるため学生にも発表者に質問させる。 |
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② |
新野新氏「今日のお前は0点」
新野新氏は弟子である鹿島氏の食事会の行動について「今日のお前は0点」だと表現された。その発言にショックを受けたが、次の食事会では「今日のお前は40点」と言われた。点数がなぜ上がったかを考え振り返り、放送作家として必要な「本当の気遣い(相手に気遣いをされていると気づかせてはいけない)」を学ぶことができた。このことから学生には以下のことを教育し、実践している。
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学生のプレゼンに点数をつけるが視点を広く考えさせるため点数の意味を説明しない。 |
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学生にも点数をつけさせ、他己評価と自己評価との差を考えさせる。 |
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なぜその点数か?の意味付けを持つ。 |
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③ |
トミーズ雅氏 「長い目で見たってくれへんかなー」
トミーズ雅氏は自分の司会の番組にて後輩の芸人をテレビに出演を依頼された。その後輩芸人はテレビに一回出演したが、結果が出せなかった。テレビマンは、結果を出そうと彼らに助言をしようとするが、トミーズ雅氏は「長い目で見たってくれへんかなー」と、その助言をしないように遮った。その後、後輩芸人はテレビ出演を続け、テレビマンたちは彼らにしかない長所を見出すことができ、その後の活躍につながっている。トミーズ雅氏は彼らの隠れた長所が長い目で見ると輝くことを信じており、その助言によって隠れた長所が埋もれてしまう危機感を持っての発言だと鹿島氏は気付かされた。このことから学生に接する際に以下のことを行動している。
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学生へのやる気を向上させるため生徒自身がわかっていない長所をさがす。 |
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学生自身のできるところをやっていけばいい。自信がめばえると急激に成長する。 |
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④ |
星野仙一氏「ひいきされる選手じゃないとプロでは通用しない」
星野氏は当時それまでレギュラーでも活躍していなかった浜中氏を4番にずっと据えていた。とある番組の質問コーナーで「周りにひいきに見られている」と指摘された際に、星野氏は「ひいきされる選手じゃないとプロでは通用しない」と答えた。星野氏には、その他の選手にはないボールを遠くへ飛ばす打力がチーム1あるポイントを見抜き、その力を信じて浜中氏を起用し続けていた。このことから学生に接する際には以下のことを行動している。
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時にはひいきする。(被らない地味なポイントで秀でている点をひいきする) |
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自分に自信が持てない学生が自信を生み出すきっかけを作る。 |
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⑤ |
笑福亭鶴瓶氏「もしもし・・・つるべやけど」
「9年9組つるべ学級」時に生徒役として参加していた鹿島氏。笑福亭鶴瓶氏はその時の先生役であった。鹿島氏の結婚パーティにて鹿島氏は人数把握のミスで、想定以上の人数が集まってしまい、参加者から結婚パーティへの不満が噴出していた。笑福亭鶴瓶氏はその状況を知ってかしらずかその場に駆けつけてくれ、参加者全員と記念写真を撮るというサプライズを行なった。その結果不満は打ち解けてその後無事結婚パーティが終了を迎えた。笑福亭鶴瓶氏は、いまでも当時の生徒役だった人全員に声をかけており、気にかけているのだという。このことから学生には以下の教育を行なっている。
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弱っている人を助ける。慰めすぎず突き放しすぎない。早すぎず遅すぎず。 |
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困っている相手がいたら助けをする環境を構築する。 |
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⑥ |
ビートたけし氏「美味しいもの食べさせて」「お姉ちゃんのいる店連れてって」
鹿島氏が構成を担当している「たかじんのbar」を全国区にするためたけしさんを呼ぼうと企画をしていた。しかし当時の関西の番組ではギャラが全然合わなかったが駄目元でアプローチをしていた。ギャラのことを察してかビートたけし氏は「美味しいもの食べさせて」「お姉ちゃんのいる店連れてって」を条件にノーギャラでの出演を快諾した。ビートたけし氏に、必ず面白い番組になるという将来と全国区の番組にしたい思いが伝わったのだと感じた。このことから学生に対しては以下の教育を行なっている。
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直接的に言わない「遠回し」の表現をする。言葉の力や、発言者などを意識させる。 |
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なぜこの活動をするのか自分の中で動機付けをはっきり持たせる。 |
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動機付けした行動についての自己評価と振り返りをする。 |
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⑦ |
やしきたかじん氏「この紙袋あとで殿にわたしとって」
やしきたかじん氏は、ビートたけし氏のお付きの人に「この紙袋あとで殿にわたしとって」といい、紙袋を手渡したのである。その紙袋には放送局が支払えなかった不足分のギャラを個人マネーでこっそり払っていたことがわかった。それを誰にも言わず亡くなった後に知った鹿島氏は感謝してもしきれない気持ちになった。このように、表には出さずフォローを行う言動を見て、学生に対して以下のように教育している。
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褒めるときなど、直接ではなく間接的に伝えることで効果が増す。 |
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学生であっても自身がやったことには報酬を得る権利がある。その分責任も増える。 |
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