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研究開発から事業化までのプログラムマネジメントには、事業戦略によって、次のようなタイプ(型)があます。研究と開発のプログラムが異なる命題から派生することに注意すべきです。
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≪連続型プログラムマネジメント≫ 企業の持つ技術(シーズ)から、研究、開発、事業化プログラムを進める。規模や分野によらず、研究開発部門を持つ企業での標準形。
≪逆算型プログラムマネジメント(1)≫ 事業コンセプト(ニーズ)から、研究、開発、事業化のプログラムを創生する。企業の高い目標を達成するのに適する。
≪逆算型プログラムマネジメント(2)≫ 事業コンセプト(ニーズ)から、早期に開発と事業化のプログラムを創生する。企業の既存技術や部品を活用。
≪昇華型プログラムマネジメント≫ 事業戦略に基づいて、外部の先端技術の研究を採用して、自社で開発と事業化のプログラムを創生する。外部の技術との繋ぎのマネジメントが重要。
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プログラムのタイプを踏まえて、各ゲートを通過する際の困難を克服することがプログラムマネジメントの鍵になります。以下のゲートが特に重要です。 |
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≪魔の川:研究プログラムと開発プログラムの間のゲート≫
≪死の谷:開発プログラムと事業化プログラムの間のゲート≫
≪ダーウィンの海:事業化プログラム創生と実行(市場投入)の間のゲート≫
魔の川や死の谷の通過には、研究と開発の成果を経営が納得する形で表現し、経営戦略に見合う後続プログラム計画を提案できることが鍵になります。加えて、ステークホルダーからの支持が非常に重要です。
ダーウィンの海は、市場参入の目的を達成する際の困難です。市場に参入して利益とシェアを拡大できることを、説得力のある形で提案できなくてはなりません。 |