この20年をプロジェクトマネジメントとプロジェクト遂行面から振返ってみると、ITとInternetの発展と普及が、情報・コミュニケーションのインフラとして大きな影響を与えた。20年前、建設用設計図でA0サイズ等の大型紙コピーは青焼きがまだ残っており、大量にコピーを依頼するとアンモニアの匂いがかすかにする青焼きの束が届けられたことを思い出す。コンピュータ利用も、大型機利用の順番待ちが、一人一台のPCが実現し変わった。PCのOSは、Windows95/98/NT/2000と次々と移り、便利さを実感した。通信面でも大きく改善した。当時のWEBブラウザーには、“ネットスケープ”や“モザイク”があった。今青焼きやモザイクと云っても知らない人が増えているのではないか。その Internetが、今はあらゆるモノに繋がるIoT(Internet of Things)として、新たな展開が期待されている。今年は、IoTが本格的に展開する「IoT元年」だそうだ。