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第1の成果:部会長が実施したやり方は地域再生活動では現在では常識的なものであることがわかったが、私が感心したのは彼の戦術です。
“アベノミクス”の地域創生活動で国からの予算が付いたため、町はその活動のために課題検討部会を立ち上げ、検討部会員を住民から募集した。
ここで彼の戦術を紹介する。 |
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地域開発コンサルタントとコンビを組み次の企画をした。 |
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採用公募者に彼の考える町の課題を提出させた。 |
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提案がたくさんあり、その整理のため「すぐできる内容」を選択することを宣言し、多くの議論をすることなく3つのテーマを選び責任者を決めた。 |
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3テーマはプロジェクト内で検討を進めることもなく、「少ない予算ですぐできるモノ」として、ワークショップを行うことを決めた。理由「住民の要望を聞いてから、検討会を進めよう」という提案で、住民の意見を聞くという魔法で、テーマの選定の議論を省いたことは賢者の手法であった。テーマの選定を議論していては年度内にまとまらないと考えたからだ。 |
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第2の成果:私は日本的ムラ社会の新人であったため、掟に従い、静かに賢者の提案を受け入れた。おかげで提案されたテーマのプロジェクト責任者になった。(第一歩を踏むことができた) |
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第3の成果:コンサルタントはビジネスをつくることに成功したが、ワークショップの成功で、継続的な地位を確保できた。
地位確保のための手法を説明する。 |