今月のひとこと
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  プレミアムフライデー  

オンライン編集長 深谷 靖純 [プロフィール] :3月号

 毎年、この時期になると桜のつぼみが膨らんでいくのを眺めて楽しんでいます。開花予想によれば、関東から西の地方では入学式・入社式の日に桜を楽しむことが出来そうです。PMAJ事務所近くの芝公園あたりでは、花見を楽しむ人が大勢訪れます。満開の桜越しの東京タワーというのも、なかなかに見応えがあります。

 土曜日の仕事や授業が午前で終わりとなるいわゆる半ドンがあった時代を、年配の方はご存じだと思う。デパートや地下街をぶらぶらして帰る人もいれば、たまった書類の整理やまとまったレポート作りなど仕事の調整弁として利用する人もいた。麻雀が流行っていた時代だったが、土曜日の昼から卓を囲む人は少なかったように思う。気の合った者同士のスキーやキャンプ、職場の親睦イベントなど土曜の午後の使い道はふんだんにあった。
 週休2日制になる頃から、そうした職場仲間の親睦機会は確実に減ってきた。土曜半ドンがなくなったためかどうかは定かではない。職場内の人間関係はほどほどにしておきたいという人が増えたのかもしれない。
 そしてプレミアムフライデーである。実施頻度は毎月でも隔月でも自由、取組み方は各社に任されているとのことで、どのように定着するかどうかは未だ見極められない。プレミアムフライデー制定の狙いは消費の拡大による景気回復だとする解説する向きが多いが、個人が幸せや楽しさを感じる時間の創出を促すことだと謳われている。そういうことであれば、PMAJとしても、この日には有意義な講習会を企画して、会員の皆さんに充実感を実感していかなければならない。
 実は、東京地区では毎月第4金曜日の夕方、PM関連の話題を提供する会員交流月例会を開催している。プレミアムフライデー初回に重なった2月24日は「ITで日本を元気に」というテーマの講演会。東日本大震災復興活動に取組む(株)トレックの岩崎専務に仙台からお越しいただいた。幸せや楽しさを早く被災地に取り戻したいという内容で、参加者には充実した時間を過ごしていただけたと思う。(詳しくは、オンラインジャーナルに例会報告記事を掲載する予定ですので、お読みください)今後も第4金曜日の例会を続けていくが、19時の開始時刻を前倒しにしてはどうかといった議論をする日が来るかもしれない。
 今月のように最終金曜日が第4ではなく第5金曜日になった場合のプレミアムフライデーイベントについて、今のところPMAJの準備は進んでいない。何か企画した方がいいのかもしれないが、今月は年度末である。年度末日の講演を聞きに来る人がどれだけいるだろうか。
 ホワイトデーに義理チョコのお返しをどうしようかと悩んでいるような気分に近い。(義理を欠きたくはないが、それどころじゃない)バレンタイン&ホワイトデーは、お菓子屋さんの景気回復のために制定されたとの噂(?)が絶えないが、定着している。プレミアムフライデーはどうだろうか。

以上


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