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わたしは2回目の会合を開く前に、部会長へこの提案を出し、簡単な説明をしました。部会長は即座に「身の丈に合った提案でないと通らない。今回はこの話は出さないでほしい」と。私が心配した日本的ムラ社会的反応でした。私の提案は町が実行しようとしている案を学び、この案をグローバル的手法でまとめるとこのようになるというものでした。しかし、会議に出席する人々は海外の人たちと交流した人はすくなく、しかも高齢者です。典型的な「日本ムラ社会」の住人だから、このままでは通らない、ことは理解しています。しかし、町がおかれている現状は、変化しないと町が吸収合併の憂き目を見る。この現状を乗り切る案を考えたという展開をしたかったのです。
だが、現状を理解すると、部会長の反応にも一理あり、部会長の案をのみ、ポジティブ度を減らした提案書を書きました。どこの社会でも新参者は信頼されてからしか仲間入りできないからです。
当日は結局、住宅供給公社専務理事の話が主でした。私は簡易化した提案書の提出(簡単な説明だけ)で終わらせました。
公社専務の提案は地方創出の簡単な事例5点ほどと、公社の空き部屋の話とそれのリフォームによる若い世代への入居勧誘のはなしでした。
出席者から比較的簡単な提案が出されました。 |
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3回目の会合は都市開発専門家の話と各位の提案です。
都市開発専門家は県下の地方自治と多く接触しており、種々の提案事例を披露してくれました。未提出の部会員からの提案があり、私の提案を参考にし、発展させたものもあり、説明に深堀に対する評価が書かれていました。 |
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4回目の会合では、提出済みの提案書の掘り下げた案が提案された。会議では個々のテーマに対する賛否を求められたが、各位からの提案はそれぞれラップしているので、集合できるものはまとめた形のテーマとして、検討会を開くことを提案した。
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5回目の会合は事前に3名のステアリングで整理し、3つのテーマでプロジェクトを組むことになった。 |
1. |
プロジェクトテーマ
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里山遊歩道整備 |
② |
一色小学校のコミュニティスクール化に対する地域交流拠点化 |
③ |
魅力ある地域公園づくり |
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2. |
取り組み方
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年度内は検討部会の分科会とし、各リーダーを置き、検討部会メンバー、それ以外のメンバーを集めて調査研究をおこなう。年度内はメンバーの公募はしない。 |
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事前調査にあたってはコンサルタントを積極的に活用し、情報収集、専門家との意見交換、町との意見交換をおこない、公民連携の可能性を探る |
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3. |
ワークショップの開催
上記取り組みを進め、ワークショップを開催する。
プロジェクトテーマについて、地域の若者、女性たちの意見を吸収するため、「地域課題発掘ワークショップ」を開く。参加者は公募、各地区推薦者などとし、当部会員を中心に今回取り上げる3テーマを含め、地域を担う次世代の意見を積極的に吸収。
関心ある人財は分科会メンバーに加わってもらう。 |