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「エンタテイメント論」(100)

川勝 良昭 Yoshiaki Kawakatsu [プロフィール] :7月号

エンタテイメント論


第2部 エンタテイメント論の本質

6 創造
●「エンタテイメント論 100号」
 エンタテイメント論を連載して今月で100号となった。過去に連載を欠かした事がないため今月号で8年余の長期連続掲載となった。ついては100号の連載を機会に、本論のメイン・テーマである「エンタテイメント」とは、そもそも何か? 本論の源となるものは、そもそも何か? 更に本論の基本構成(過去、現在、将来)は、そもそもどうなっているのか? 併せて明らかにしたい。

出典:That's Entertainment MGM Movie 1994  imdb.com/title/tt0111408/ 出典:That's Entertainment
MGM Movie 1994
imdb.com/title/tt0111408/

●本論の源となるものは? 更に源となるものは?
 本論の源となるものは何か? それは「夢工学」である。これは「夢」を実現し、成功させるための基本的考え方と具体的方法論を説いたもの。これを本論の中で何度か取り上げた。また「第2部 エンタテイメントの本質」の超長編となった「6、創造」の基本的考え方も「夢工学」である。

 さて本論の源となる「夢工学」の更に源となるものは何か? それは「夢を抱き、挑戦し続ければ、いずれその夢は必ず実現する」と云う「真実」である。この「夢」は「大好きなこと」と同義語である。「大好き」だからこそ、夢を叶えたいと熱望する。「大好き」だからこそ、夢の実現で失敗しても、挫けずに再度挑戦できるのだ。この「夢」は1つでなくても、幾つでもよい。小さな夢、大きい夢、自分や家族の夢、会社、役所などの組織の夢、多くの人々の夢、国の夢、人類の夢など数多くある。

 自分の「夢」がその範囲を超え、人々のため、国のために「夢」を叶えようとする時、その「夢」は止揚され、「志」となる。しかし使命感に基づく「志」は悲壮感を伴い、長続きしない。そんな「志」は夢工学の観点からは「偽物」である。大好きで、大好きでたまらない「志」こそが「本物」である。大好きであること自体が「夢」や「志」を実現させる根源的動機となる。これこそが真の動機となる。

 「夢」の実現と成功に日々挑戦する人々に3つのラブ・ソングを応援歌として贈りたい。それらは、若人向けに「どんなときも」、洋楽好き向けに「Life Can Be Beautiful」、中高年人向けに「私」である。堅苦しい曲では応援にも、元気にもならないから「ラブ・ソング」にした。これらの曲をクリックして聴き、歌い、演奏し、「過去の青春」を思い出し、「現在の青春」を味わい、「未来の青春」を夢見て、挑戦して欲しい。「夢」は必ず叶えられるのだから。

●どんなときも(作詞・作曲:槇原敬之)
 「あの夢は、古ぼけた教室の隅に置き去りのまま。どんなときも、どんなときも、僕が僕らしくあるために“好きなものは好き!”と言える気持ちを抱きしめてたい。どんなときも、どんなときも、迷い探し続ける日々が答えになること僕は知ってるから(歌詞抜粋)」

出典:「どんなときも」 堂本ブラザーズバンド×杏
出典:「どんなときも」 堂本ブラザーズバンド×杏
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●Life Can Be Beautiful(作詞:Chloe Monroe 作曲:川勝良昭)
 本曲は、筆者が夢の実現と成功に挑戦する人のために書いたラブ・ソングであり、人生賛歌である。これはビクター音楽出版社と契約する一方、著作権協会から著作権を取得している曲だ。

 本曲に隠れた逸話がある。NHK紅白歌合戦に常連で出場する某有名ベテラン歌手は、その後、全くヒットがない。同歌手は新しい曲を求めていた。ならばと、同歌手自身に本曲の英語歌詞を翻訳又は意訳させ、紅白歌合戦出場時にサプライズ(当夜唄う曲を極秘とする)で唄わせる。管弦楽団のバックで堂々とスローテンポで、1番を日本語歌詞、間奏を入れて、2番を英語歌詞で唄わせると云う「夢」ではない、「計画」を某音楽企画会社等と組んで推進した。

 しかし同歌手が日本語の歌詞を書き、レコード化の準備を進める前に、某音楽企画会社等の水面下の妨害で当該計画は潰された。最近、NHK紅白歌合戦の内容が薄い。もっと海外に発信できる実力歌手を発掘し、出場させるべきだ。今こそ本曲を実現させるチャンスかもしれない。

Life Can Be Beautiful

青い色の「八分音符MP3」をクリックすると歌とピアノの試作テスト録音が聴ける。テストのため相当速いテンポで演奏。計画が潰された為、レコード化されず、現在に至る。

●私 (作詞:檜垣俊幸 作曲:川勝良昭 演奏 & 音源制作:川勝良昭)
 某会社の創業者で息子に経営を譲った筆者の友人の檜垣俊幸は、或る日、筆者にEメールを「詩」を添えて送ってきた。良い歌詞なので早速作曲し、デモ音源を作って彼に送った。その結果、彼がそれを「カラオケ」としてYou Tubeにアップロードした。

出典 「私」カラオケバージョン You Tube 作詞:檜垣俊幸 作曲:川勝良昭
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出典 「私」カラオケバージョン You Tube 作詞:檜垣俊幸 作曲:川勝良昭

出典 「私」作詞:檜垣俊幸 作曲:川勝良昭

●本号の約束を次号で!
 本号の冒頭で、本論のメイン・テーマである「エンタテイメント」とは、そもそも何か? 本論の源となるものは、そもそも何か? 更に本論の基本構成(過去、現在、将来)は、そもそもどうなっているのか? 併せて明らかにしたいと約束した。

 しかし紙面の関係でこれ以上記述できない。ついては、その約束を次号で果たしたい。また「6、創造」はいよいよ終盤に近くなった。ついては、次号以降で「夢工学式発想法」の基本的考え方と具体的方法のどれを、どの様に活用して実際の事業プロジェクトを創り出したか。そして如何に実現させたかを詳しく説明したい。

つづく

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