例会部会
先号  次号

『第207回例会』報告

須貝 均 : 4月号

今回は、2月に開催した『第207回例会』について、ご報告いたします。

【データ】
開催日: 2016年2月26日(金)
テーマ: 「体感から学ぶドラッカー・マネジメント」
~PMに役立つ「ドラッカーの学び」と「創造的手法:体感ワーク」~
講 師:
ドラッカー学会 上野 周雄
株式会社MANY ABILITIES 野原 秀樹

プロジェクト・マネージャーや組織のリーダは、プロジェクトの順調な遂行や日々の業務の遂行に、他のメンバーとの間に多様な役割を演じる必要があり以下のスキルが必要といわれています。
 1.多様性の中にあって組織や人を「マネジメント」する力
 2.クリエイティブな思考で新たな価値を「創造」する力
 3.相互理解に必要な「コミュニケーション」の力

今回は
 ドラッカー学会設立メーバとして理事、事務局次長を歴任した上野 周雄氏
 ドラマチックコミュニケーションで昨年例会にて講演頂いた野原 秀樹氏
 両名による体感ワークを通じて自身のスキルを振り返り気づきを得ながら
 併せてドラッカーの名言から学ぶことにしました。

講演は、ドラッカーの紹介からスタートし、
 体感ワーク 1:グループ名を考えよう!!
 体感ワーク 2:ブロックを作ろう!!
をグループワークとして実践し
最後に ドラッカーの名言のまとめで終了しました。

体感ワーク 1:グループ名を考えよう!!では「自己開示することで、お互いをより良く知ることができ信頼関係を構築する事になる」
体感ワーク 2:ブロックを作ろう!!では「協働作業を通じてチームの重要性を共有し自ら役割を見出してチームに貢献し達成感を味わう事の重要性」
を体感的に学ぶことができました。

 私は、今回の講演を通じて、ドラッカーの名言を誌上で学ぶだけではなく体感を通じて学ぶ事で、あらためてコミュニケーションの基本である「何を伝えるか・如何に伝えるか」の重要性を、チームビルディングのポイントである「強みを活かす事:自分の強みや弱みは意外と本人は分かっていないため、仲間や上司に自分自身の強みは何かを聞く事」が大切だと感じました。

 特に、体感ワーク 2:ブロックを作ろう!!では小職参加チームは、見事にブロックを規定時間内に完成させることが出来ました。僅か数十分のワーク体験でしたが、チーム内では無意識に「受け手を意識したコミュニケーション」「強みを生かしたチームビルディング」が実践されており、達成感は数億のプロジェクト完遂にも劣らないものであり、ドラッカーの名言を学び即体験ワークで実践することで知識の定着を実感しました。
 例会スタッフとして、今回の様な体験型ワークを積極的にアピールする重要性を再認識した次第であります。

 今後、私自身がマネジメントで悩んだ時、ドラッカーの名著を読み直すとともに今日学んだことを思い出してみようと思います。
尚 当日は講演資料に加えて小冊子として「振り返り:ドラッカーの言葉」を準備頂き、体感ワークの振り返りとドラッカーの名言の解説を頂きました。
上野様、野原様 興味深いご講演をいただき大変ありがとうございました。

以上

ページトップに戻る