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製造業で品質管理に携わってきた技術者たち(サービスクオリティ研究会)が、サービス業への品質向上を研究した成果を、「サービスとは」という理論編と「サービス品質向上のマネジメント」という実践編の構成で話した。 |
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自社(建設業)においても、請負工事として建築物を引き渡すことで完了していた時代から、PPP/PFIなどのように一定期間の運営まで役務に含むようなスキームが出てきており、建設プロジェクトの上流から下流までをいかにつくり込むかが問われてくる。 |
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サービスの定義、サービスの構成要素、サービス品質の要素とその測定方法、について、様々な文献をあたったうえで、研究会メンバーが納得できる「仮説」として整理している。サービスとは、お客様との「共創」の関係になることから、その品質評価もお客様の事前期待とどこを重要と考えているかに大きく左右される。 |
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一度は満足していただいていても、繰り返していくうちに期待値があがり、あるレベルを超えるときには「イノベーション」が必要になる。 |
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それを日本古来の考え方である「守破離」サイクルにあてはめて、どうマネジメントするとよいかを実例を交えて紹介した。 |
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そのマネジメント構造として、P2Mとも共通する「ミッション、ビジョン、バリュー、戦略の立案・実行(PDCA)」が重要であると考えていることを説明した。 |
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また、サービスを提供するのは「人」であるため、実績をあげている組織が注力している人材育成と従業員満足の向上にも言及した。 |