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「わが社とPMAJへの期待」

株式会社 日立ドキュメントソリューションズ EPCプロジェクト本部
 岡田 久子: [プロフィール] :1月号

 新年、明けましておめでとうございます。日立ドキュメントソリューションズ EPCプロジェクト本部の岡田です。年初の大切なタイミングでこのような機会を与えていただき、身の引き締まる思いです。「わが社とPMAJへの期待」のテーマに沿って、述べさせていただきます。

1. EPCプロジェクト本部の紹介
 EPCプロジェクトとは、Engineering (設計)、Procurement (調達)、Construction (建設) を含むプロジェクトのことで、発電所、変電所、水処理設備、化学プラントの建設プロジェクトが代表例です。日立ドキュメントソリューションズ EPCプロジェクト本部では、大型発電所建設のEPCプロジェクトで培った運用/管理の支援ノウハウを体系化し、お客さまのプロジェクトを支援するソリューションサービスをご提供しています。

2. プロジェクトマネジメント支援ソリューションについて
 我々のご提供するソリューションの主な特徴は、プロジェクト管理の全体計画からシステム開発・運用までをカバーしていることです。

プロジェクト管理の全体計画からシステム開発・運用までを支援する統合ソリューション

企画・計画フェーズ
プロジェクトの特性に応じた管理項目 (WBS : Work Breakdown Structure)、期限管理ポイントの適切な定義から始め、お客様が直面するプロジェクトの実態を明らかにしながら、適切な管理手法を提案します。また同時に、プロジェクト実行管理に必要不可欠な ITシステムの全体構成を計画します。
開発フェーズ
プロジェクト管理の経験により蓄積されたノウハウを生かして、期限管理手法、進捗管理方法などの見せ方を効率的に定義し、ITシステムの要件を固め、システム開発を行います。また、お客さまの環境に応じて、ITインフラの構築を支援し、必要に応じてデータセンタの提供も行います。
運用フェーズ
日々変化するプロジェクトの状況を的確に管理するための運用を支援します。例えば、製品納期などの最下流で遅れが発生しないように、上流側作業の期限管理を徹底して行い、フォローアップやステークホルダー間の調整をサポートします。また、これら運用業務を支える ITシステムの運用保守、および実績情報の収集やシステムへの入力支援も行います。エスノグラフィー調査などを活用し、運用現場の課題の抽出とシステムの改善・高度化も継続して行います。

 我々のご提供するソリューションは、お客様である「プロジェクトマネージャや、設計者・調達担当者・現場監督といった実際のプロジェクトの実務担当者の方々」と、“プロジェクトの具体的な運用まで”寄り添って一体となった支援を行うことを最大の強みとしており、多様化するお客さまのプロジェクトの安定した運営に貢献していきたいと考えております。

3. PMAJへの期待
 EPCプロジェクト本部は、大型発電所建設のプロジェクト管理を経験したメンバーが中心となって、2013年に生まれた若い組織です。今後、お客様の多様なプロジェクトに関わっていくためには、若い社員が、プロジェクト管理の基本知識を学ぶ機会も必要不可欠と考えています。PMAJ様の企画するさまざまな講習会に積極的に参加させていただき、組織の更なる底上げを図っていきたいと考えております。
 一方で、日本のプロジェクトマネジメントを牽引されている PMAJ会員企業の諸先輩方と交流させていただきながら、最先端のプロジェクト管理手法やプロジェクト管理のあるべき姿を学ばせていただき、我々のご提供するソリューションが微力ながらも世の中の役に立つものに成長できるよう、いろいろな情報発信が出来ればと願っております。

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