次の瞬間、全参加銀行のリレーコンピュータから受信確認メッセージが自動的に届き、発信した同報メッセージがすべての参加銀行に受信されたことが確認されました。
総裁の傍にいたオペレータが総裁に無事開通したことを告げると総裁は立ち上がり「これはトルコ銀行業界の歴史における飛躍的発展である!」と最大級の賛辞をプロジェクト開発者全員に握手を求めてきました。
この種のシステムは全世界でも20カ国程度のみが持っているもので、トルコより先進国であると自負していた中心国でもこれと同様なシステム持っている国がなかったものです。各国の中央銀行は BIS や IMF の会合で頻繁に顔を合わせているので、トルコの快挙は瞬く間に全世界の中央銀行に知れ渡ることになりました。