P2Mクラブ
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P2Mが役に立った時
‐10年を振り返る‐

イーストタスク株式会社 渡部 寿春 [プロフィール] :7月号

 先月、6月10日 (水) に行われたP2Mの朝活交流会 (P2Mクラブ) で話題提供をさせて頂きました。この会は、隔月単位に麹町のホテルで行われる朝食付きの交流会です。16名が参加され有意義な時を過ごすことが出来ました。今回は初参加の方も多く、仕事でPRしたいと思い参加された方や初体験で勉強中の方もおりましたが、常連の方に交じりプロジェクトに関する話題で盛り上がりました。提供させて頂いた内容は、2005年12月のP2Mとの出会いから今日までの10年間に渡る実務経験の中で役に立ったと感じた①~⑫の時です。

P2Mが役に立った時

上記の①~⑫の順にスライド1枚を使い、プロジェクト概要と役に立った事を列記し関連資料を使い解説しました。事例の発表や研究と違い、実務経験の中で役に立ったと感じた事を要点毎に話すことは行われていないように思い、今回、この形にしてみました。10年やって何も良いことが無ければ意味のないものでしょう。もし、良いことがあったとしたら、「何が良かったの!」これを振り返ることが、この回の主旨です。次に、「役に立ったこと」を列記します。

経営企画の時・・・場のマネジメント、ミッションプロファイリング
案件リーダーの時・・・目標マネジメント、コミュニケーションマネジメント
要件定義の時・・・コミュニティマネジメント、目標マネジメント
起業の時・・・ミッションプロファイリング、プログラムマネジメント
共同化の時・・・調達マネジメント (システムの引渡し)
SOA化の時・・・統合マネジメント、価値評価のマネジメント、関係性マネジメント
規制対応の時・・・PMR資格、ファイナンスマネジメント
火消PMOの時・・・P2Mでは無いが、長尾清一/著「問題プロジェクトの火消し術」
海外M&Aの時・・・クリティカルチェーンマネジメント
中期計画の時・・・プログラム統合マネジメント
マル経融資の時・・・東京P2M研究部会活動報告書
ITコーディネータ試験の時・・・PMR資格

 話題提供の後に交流会に入り参加者のP2Mを勉強して良かったことを話して頂き、印象に残った2点があります。
P2Mを通じた交流で多くの人と出会えたこと
開発業務以外の経理や人事、総務などの管理部門でも有効

MBAとP2Mどっちが役に立っているか訊ねられる場面では、次のように答えました。
今回はP2MクラブなのでP2Mの話をしているが、仕事ではMBAの方が役に立っていると思う。ただ、MBAは具体的に出来ることが明確でないと英語屋さんにしかならない。会計士などの占有資格とは違う。MBAとプロジェクトの組み合わせは有効。

又、PMで最も大事な 3 点は何か訊ねられ答えました。
リテラシー
耐ストレス性
誠実な姿勢

アンケート結果では10名の方に「参加の目的・期待が達成された」との回答を頂きました。事務局を含め、貴重なご意見を頂いた皆様に心より御礼申し上げます。

以上

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