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故ドラッカーは著書『新しい現実』で、1965年から2030年位までを乱気流の時代であると指摘しています。
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今、まさに乱気流・乱戦の時代であると痛感しています。
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日本の超高齢化社会現象は世界に類がないほど急速に進んでいます。
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私も高齢者の一人ですが、過日、新聞に「加齢とともに進化する能力もある」との記事が掲載されていました。結晶性知能というそうです。「これまで蓄積してきた学習や経験を生かし、物事を総合的に判断し、問題解決に役立てる」能力とのことです。私はこの記事に共鳴しています。
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さて、ドラッカーは、西洋は論理学を得意とするが、日本には知覚があり、大化の改新、明治維新、戦後復興等の変革を成し遂げていると賞讚しています。今、日本は難局に直面しているが、必ず日本特有の知覚を生かし、日本式で打開できると期待していました。
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ドラッカーが述べる知覚とは何であるかを私なりに考えました。それは次のようです。
仏法の生命論では、九識論が説かれています。すなわち、眼・耳・鼻・舌・身・意という目に見える意識の六識の下に、七識(フロイト)八識(ユング)九識(ユング)という目に見えない無意識の三識があるとする九識論です。これが日本の知覚でもあると考えます。その概要は下図の通りです。 |