PMRクラブ
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変化を恐れず 変化を楽しむ 人生1/3の楽しみ方
~ 好奇心で人生を豊かに ~

「PMRクラブ」代表幹事 中村 元哉 [プロフィール] :1月号

「明日来たくなる会社って,どんな集まりでしょうね。」
「プロジェクトでワクワクする瞬間って,どんな時かな。」
「それって,みんな同じなんですかね。議論したら,面白いですよ,きっと!」

 東京タワーが柔らかな光を放つ,東麻布の一室。2014年2月6日,第8回 PMRクラブに参加された皆さんとディスカッションを繰り広げていく中で,PMシンポジウム2014のパネルディスカッション「変化を恐れず,変化を楽しむ 人生1/6の楽しみ方」の着想の芽が,グググッと地面に顔を出した瞬間である。

1.人が集まり,対話を重ね,何かが生まれる
 後日,一緒に議論していくメンバーを募り,賛同していただいた皆さんと,仕事の時間の合間を縫って対話を重ねてきた。自分たちの想いや知見を,2014年9月4日PMシンポジウム当日に会場に足を運んでいただける方々にお届けできるものにつくり上げていく。まさに「プロジェクト化」そのものであった。
 メンバーの実体験から,具体的な活動事例を共有して,対話を重ねていくことで,重要なポイントが浮かび上がってきた。当日,聴講していただいた皆さんにとっても,今後の活動のヒントになったであろう。

人が集まり場を構築する
個々人が想いを話して共有する
言葉を定義して動き出す
(詳しくは,PMAJ Journal 2014 No.51 p.45-47をご参照ください)

2.なぜ,集まるのか,「好奇心」
 皆さんも,人が集まり,対話を重ねることで,何かが生まれる体験をしたことがあるのではないだろうか。では,人はなぜ,集まろうと思うのだろう。その一歩を踏み出すきっかけは,何なのだろうか。きっと,それは,「好奇心」なのだと思う。

「自分以外の人は,どんな考えをもっているんだろう。」
「異なる業界では,考え方や進め方も違うんだろうか。」
「何か新しいこと,面白いことがあるかも知れない。」

 好奇心を持って,人や事に接する。そして,対話を重ねる。一方通行のインプットやアウトプットではなく,双方向の繋がりが,一人では思いも付かなかったことを生み出してくれる。何より,自分自身の考えを整え,自己理解を深めることに繋がる。
 皆さんは,どの様な考えを,お持ちだろうか。

I have no special talent. I am only passionately curious.
私には特別な才能などありません。ただ,ものすごく好奇心が強いだけです。
(アルベルト・アインシュタイン)

3.好奇心を刺激する場にようこそ
 数年前からランニングを始め,数キロから,ハーフマラソン,フルマラソンへと挑戦してきたが,昨年,トレイルランニングを知り,その世界に一歩足を踏み入れてみた。思わぬアップダウン,木々が身体をかすめ,踏み込む大地の状態に気を配る。豊かな自然の中を駆け巡る瞬間は,とても爽快なものであった。まだまだ,沢山の知らないことや,体験したことのないことが,広いひろい世の中には存在している。これから,どれだけ人生を楽しんでいけるだろうか。
 新年を迎え,今年のPMRクラブは,“異業種が交わる自由な意見交換の場”として,益々,皆さんの知的好奇心を刺激していく所存である。多様な人や事との接点の一つとして,PMRクラブを存分にご活用いただけたら幸いである。

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