協会理事コーナー
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自己紹介

一般財団法人エンジニアリング協会 事務局長 上田 満治 [プロフィール] :10月号

 平成25年7月より、(一財)エンジニアリング協会を代表して理事をお引き受けしております、上田といいます。どうぞよろしくお願いいたします。
 (一財)エンジニアリング協会(以下「ENAA」という。)には、平成25年1月から勤務しておりまして、現在、1年と9ケ月が過ぎようとしているところです。エンジニアリング産業で仕事をされている方々にとりまして、その仕事の基本となるプロジェクトマネジメントにつきましては、今一つ、知識が足りませんが、組織運営に関しましては、それなりに対応できると思いますので、その点で(特非)日本プロジェクトマネジメント協会(以下「PMAJ」という。)に、貢献できればと思っております。
 さて、せっかくの機会を与えていただいたので、ENAAで行っているプロジェクトマネジメントに関する活動について、若干ご紹介させていただければと思います。
 ENAAでは、ビジネスに展開力を発揮する人材育成を目的に、現場経験豊富な講師陣による、現場力を取り入れた人材育成事業「プロジェクトマネジメントセミナー」を開催しています。これは、プロジェクトマネジメントを基礎から学び、現場での応用力を養うもので、実務で培った知識、技術、ノウハウを駆使して、実践的なマネジメント能力を身に着けてもらうために行っています。有料ではありますが、毎年度、多くの方々に受講いただいており、感謝申し上げる次第です。特に最近では、各社に出向いて、社員の方々を対象に会社のニーズに合わせた講義を行う「出前講座」をお引き受けすることが多く、「PM基礎習得コース」をベースに、各社の教育研修事業の一環としてご活用いただいております。その他、「PM短期専門コース」として、合宿形式セミナー「仕事の極意~その時キーパーソンはどう動いたか~」や英文教材による日本人社員向けセミナー、英文教材による外国人社員向けセミナー、「PMBOK®・P2Mを実践に活かす演習コース」、ケーススタディを中心にトラブルへの最適な対応策を追究する「海外プロマネ短期実践トレーニングコース」などがあります。ご関心があれば「こちら」 を是非ご覧いただければ幸いです。
 また、ENAAでは会員企業への情報発信として、各分野の専門家から話題性の高いテーマについてご講演いただく「ビジネス講演会」を、年間60回程度、ENAA会議室にて開催しています。今年8月28日(木)には、「価値創造における仕組み、模倣、イノベーション~P2Mによる戦略立案と実行~」と題して、清水基夫様(PMAJ P2M改訂委員会委員長、日本工業大学大学院技術経営研究科教授)にご講演いただきました。私の理解した範囲では、P2Mは2001年に(財)エンジニアリング振興協会が、プラントエンジニアリングの視点でまとめたプロジェクトマネジメントの知識体系が基になっており、欧州で高く評価されている。今回のP2M改訂は、実務者の視点で具体性や現実性を持たせ、勝つための戦略や考え方、勉強すべき内容などを、より実践的なものにして第3版を発刊した。これからの時代は外部との連携による水平分業を志向する組織活動が中心になると考えられ、このためには、プログラムマネジャーによる変革や創造、挑戦が必要であり、P2Mはこのような新たな時代の価値創造活動を支えるものとなる、といった内容をご講演いただきました。
 「なるほど!」と思った私は、当日、会場にて「P2M標準ガイドブック 改訂3版」の書籍が販売されていましたので、その場の勢いで、しかも自費で1冊購入してしまいました。正直言って、分厚い書籍なので、いつ読み切れるのか心配しています。
 今後ともよろしくお願いいたします。

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