アジャイル開発はチーム活動が重要である。チーム活動の考え方として採用したのが、野中郁次郎氏共著の「SCRUM」である。「SCRUM」は1980年代の日本における新製品開発を研究し、文書をバトンのように手渡すのではなく、ラグビーのチームのように人と人を結び一丸となってボールを動かすことから命名された。[2]
Japan as No.1に向かい成長していた1980年代の日本の故(ふる)きを温(たず)ねて、グローバルPMの最新動向のルーツを知った。私は、1980年代にPMとしてTPSを体得した。2006年からPMAJのIT-SIG内TPSに学ぶWGにて主査として活動し、私とメンバーの経験とノウハウをまとめ、「なぜなぜ5回(階)」を中心に発信している。PMシンポジウム【B-10】および新規の「アジャイル開発となぜなぜ5回」セミナーを発信する。(図2.参照)今後もPMAJと連携して、研鑽と発信を続ける。