今年も、慶應義塾大学大学院経営管理研究科で、姉川知史教授が主宰する「グローバル・ビジネス・フォーラムによる日本のグランド・デザイン策定を行う融合型実践教育」の一環としてGrand Design by Japan Special Seminar “Project and Program Management for the Grand Design” を7月前半3日間の休日を使って実施した。
親プログラムが社会人・大学院生・学部生・教員・研究者間の融合研究を掲げており、本セミナーも社会人・教員・研究者・大学院生・学部生合計30名が参加して活性が高い議論が繰り広げられた。
今年は姉川教授にアベノミクスを枕に経済成長の理論と日本のグランドデザインの取り組みの重要性につき、基調講義をお願いし、またレクチャーとファシリテーションはこれまで同様に井上多恵子氏(本オンラインジャーナルにコラムを持っています)とペアで行った。ペアでの進行は参加者に好評だったようだ。
日本では、セミナーというと同類(同業など)・同レベルを前提とするが、知の触れ合いは「半学半教」精神(慶應義塾)を基に、通世代(今回参加者の年齢幅は18歳から70歳)・学際(教員だけとっても専門は経済学、芸術学、システム工学、戦略・プロジェクト科学)・業際(10業種程度)の場があると加速する。また英語のセミナーであるので、多国籍参加者で行い、今回は、日本の他に米国、韓国、中国、サウジアラビア、ブルガリアの方が参加され、議論の視点を多角化できたのは大変貴重である。