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これらの業務改革を2002年までかけて成功させた。
Ⅰ.経営戦略で述べられているが、韓国はマーケット戦略として顧客関係性構築、消費者の潜在ニーズを調査し、製品に反映した。人材育成戦略では強すぎる個人主義を少し、集団への協力に変え、人材を各新興国へ派遣し、顧客との人脈づくりを徹底化した。
残念ながら日本企業はパナソニックにおいても松下幸之助が示した顧客第一主義を忘れ、同一商品による世界同時発売を社の実力として大きく宣伝した。しかし、新興国では高級品は売れなかった。 |
E. |
Ⅱ.産業政策で韓国はグローバル市場制覇のビジョンを策定、国を挙げて世界戦略を実践してきました。当時の日本はどのような世界戦略を持っていたのでしょうか。 |
F. |
日本の官庁は各省庁の権益が明確で、次官会議が各省益の調整をし、予算を増やすことが省庁の第一も目標です。 |
B. |
それでは国家戦略がないということですか? |
F. |
国家戦略をつかさどる省がありません。1990年以降日本国はグローバリゼーションを制覇するためのビジョンがなく、当然戦略もありません。これはおかしいと2000年になってから各省庁の若手が集まりK戦略(霞ヶ関戦略)を策定し発表しました。その後華々しい話は聞いていません。韓国のグローバリゼーションへのビジョンと戦略は成功しました。 |
A. |
アベノミクスを企画しても、民が官の役割をカバーすることはできない。安倍総理は官庁の業務改革は実行すると言っている。反省点はこの程度にして総理に期待しよう。
アベノミクスを取り上げ方法論の検討をしてみたい。
(1) |
成長戦略 |
1 ) |
民間企業の活力の復活: |
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① |
設備投資3年成長間で70兆円 |
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② |
黒字中小企業数70万社→140万社(2020年) |
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③ |
5年間で新たに1万社の海外展開実現 |
2 ) |
ビジネス環境整備 |
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① |
国家特別区の創出(世界から投資を引き込む) |
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② |
ビジネス環境ランキング:先進国15位→3位 |
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③ |
外国人医師が日本で医療活動ができる制度の見直し |
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④ |
金融・資本市場の活性化:アジアNo1の市場構築 |
3 ) |
通商の拡大・グローバル化推進 |
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① |
貿易のFTA化比率:現在の19%→70%(2018年) |
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② |
インフラ受注額:官民一体で約10兆円→30兆円(2020年) |
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③ |
中堅・中小企業の輸出額:2020年までに2010年倍増 |
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④ |
クールジャパン推進:放送コンテンツの海外売上高63億円の3倍(2018年) |
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⑤ |
訪日外国人旅行者:2013年1,000万人→2030年3,000万人 |
4 ) |
農林水産業を成長産業に |
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① |
農水産物輸出額:4,500億円→1兆円(2020年) |
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② |
6次産業市場規模:1兆円→10兆円規模 |
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③ |
農業・農村全体の所得:今後10年間で倍増 |
5 ) |
雇用・女性・人材育成 |
6 ) |
エネルギー産業育成 |
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① |
エネルギー産業育成:26兆円(2020年) |
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② |
電力システム改革:16兆円の新規産業・雇用創出 |
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③ |
再生可能エネルギー導入:そのための規制、制度改革 |
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④ |
未来のエネルギーとなる海洋資源のを商業化 |
7 ) |
健康医療産業の拡充 |
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① |
健康予防関連市場の拡大:現在4兆円→10兆円(2020年) |
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② |
医療関連産業」市場規模:現在の12兆円→16兆円(2020年) |
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③ |
医療研究機関の司令塔「日本版NIT(国立衛生研究所)の創設 |
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④ |
一般薬品のインターネット販売解禁 |
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G. |
アベノミクスの中身を見ると、韓国がすでに実行していることの後追いが多い。しかし、過ちは速やかに修正することが望まれます。
貿易のFTA化比率を19%から70%に引き上げる等の施策は、まさに日本の外交交渉がすでに終了しているはずのものです。これからの国の努力に期待したい。 |
A. |
アベノミクスの実施計画については、内容の緊急性、業務のスピード化を考えて、フラットな組織で実行する必要がある。そのためプログラムマネジメントで実施することをお勧めする。私ども協会はいつでもお手伝いします。
プログラムマネジメントは複雑な事業を立ち上げて、成功に導くのに適している。
① |
ビジネス計画書作成、評価、実施の進捗管理、成果の評価すべてが含まれている。 |
② |
プログラムマネジャーが全責任をもってコトにあたる、業務の流れが細やかに落ち度すくなく終了させることができる。 |
枚数が増えたので、今月はここで検討を止める。
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