関西P2M研究部会
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「PMAJ関西の新たなチャレンジ」

林 健太郎 [プロフィール] :12月号

 関西では2年に一度「関西フォーラム」を2007年から開催してきました。今年の5月で4回目になりましたが、いずれの回も集客に大変苦労し、単独での赤字から脱することができませんでした。以下に、各回の集客目標と有料集客数、収支概要を示します。

開催年 開催地 会場 集客目標(人) 有料集客数(人) 収支(千円)
2007年 神戸 産業振興センター 250 219 ▲600
2009年 京都 総合交流プラザ 320 180 ▲1,000
2011年 大阪 国際会議場 400 244 ▲2,300
2013年 大阪 TIS 200 136 ▲100

 関西フォーラムの開催にあたっては、KP(キーパーソン)がプロジェクトチームのコアとなり、当日運営スタッフを募って、準備期間に約1年かけていました。東京の本部の絶大な支援もいただきながら努力してきたのですが、結果的には赤字を解消することができませんでした。2013年は過去の大幅な赤字を反省し、2011年の大阪フォーラム以後方針を変更して、収支改善に努めもう一歩のところまで来ました。光藤理事長はじめ本部の皆さんと話し合った結果、来年からは集客規模を100人に縮小し、関西P2Mセミナーとして毎年開催に変更することとしました。
 これは今回PMAJ関西のKP体制を見直した結果出した答えの一部です。私は今仕事の関係で東京に在住していますが、今回代表幹事をお引き受けしました。北村前代表が第一線から引かれるのを受けて、KPの皆さんで検討した結果、東京の本部と密なコミュニケーションを取れる私が適任との判断によります。このKPのあり方についても、今回議論し、いままであいまいな運営になっていたルールを規約として明文化しました。PMAJ関西の主な活動は、関西例会の開催(年8回)と関西P2M研究部会です。それらを関西在住のPMAJ会員や非会員でもP2M資格保有されている方、これから自己研鑽しようとされている方に有効活用していただけるよう、活性化していきたいと思います。そのためには、やはりKP会の活動計画を収支を含めて明確にし、魅力的な具体的な活動内容を広く発信することが必要です。関西には、現在個人会員が150名程度、法人会員が4社おられます。それらの会員の皆さんが価値を感じ、KP会の皆さんがNPOの精神でボランティアとして楽しく有意義に活動できることを、関西で実証して行きたいと考えています。

以上

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