グローバルフォーラム
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「グローバルPMへの窓」(第65回)
グローバルPM今年は

グローバルPMアナリスト  田中 弘 [プロフィール] :1月号

 謹賀新年。地元多摩丘陵から富士山を望み、そこから右方向、はるかシベリアとその先にあるヨーロッパに思いを馳せながら今年も健康で世界にはばたきたいと願っている。
 思えば、昨年は私のグローバルPM歴のなかで成果も多く、また私の世界のパートナー達にも新たな歴史が生まれた年であった。反面、実に立派なグローバル・イニシアティブを展開する友人が事業運営難で苦しむという、理不尽な局面もあった。世界社会のプロジェクトマネジメントへの関心をいかに取り戻すか、これが今年に持ち越されたPM界の課題である。
 私が今年やりたいことは以下のとおりである。
世界PM機構へのイノベーション・プログラムマネジメントモデルの提供
昨年ギリシャでのIPMA世界大会における私の基調講演で、IPMAスタンダードスイート(群)のレファレンスモデルの一つとしてイノベーションに向けたプログラムマネジメントモデルの採用を提案した。ウクライナやロシアの関係者等と組んでこれに向けた第一歩を踏み出したい。
Project & Program Management for Grand Design教科書作り
内外の大学院で講じている、この科目の教科書(英語)を作ってほしいという声に応えたい。
マネジメントを介したユーラシア・イノベーションの機構参加
ウクライナ、ロシアを中心に地域に合ったイノベーションのためのマネジメントを研究・推進する中立機構創設の計画があり、この計画に是非貢献したい。
いくつかの国での研修ブランド開発
これまでの教育活動や研修活動を通じて強い手ごたえがあったイラン、スーダン、ガーナ、バングラデッシュ、ベトナム、ネパールのうちどこかひとつの国にでかけて研修を行う。
 これらの目標には、いままで通り、淡々と、レバレッジを使いながら取組むことを方針としたい。今年も昨年同様、ウクライナが初舞台となる。  ♥♥♥♥♥

キエフ市チタン・レディー像 モスクワの小学生
キエフ市チタン・レディー像 モスクワの小学生


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