ヤングコーナー
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「経験と知識」

千葉工大 麻生 裕章 [プロフィール] :10月号

[はじめに]
 私がプロジェクトマネジメントに出会ったのは、千葉工業大学のオープンキャンパスに参加したのがきっかけでした。まず、目を引いたのは就職率の高さでした。千葉工業大学内の他の学科や同じくらいの学力の大学と比較すると、高いものでした。なぜ就職率が高いのかと疑問に感じました。他大学では学ぶことのできないプロジェクトマネジメント学科。メンター制度。これらについて聞いているうちに疑問は解消されました。
 就職率が高くなるような教育制度がプロジェクトマネジメント学科にはあったからです。

[プロジェクトマネジメント学習]
 実際にプロジェクトマネジメント学科に入ってみると、戸惑うことが多々ありました。中でも一番驚いたのは、入学してすぐにグループ活動を行った事です。大学に入るまでグループで一つのものを作っていく機会は、多くはありませんでした。さらに、あったばかりでお互いをよく知らない人とグループワークをする事は、初めての経験でした。
 グループワークの他に、プロジェクトマネジメントの基礎知識、プロジェクトを進めるのに必要なツールの使い方を学びました。これらの知識を使って取り組む、プロジェクトマネジメント演習も行ってきました。

[PMシンポジウムに参加して]
 シンポジウムに参加したのは、先輩からPMシンポジウムの事を聞いたのがきっかけでした。しかし、シンポジウムについて、プロジェクトマネジメントのボランティア活動という事しか聞いておらず、どのような事をするのかわからないまま参加しました。参加すれば、何かのアプローチに使えるだろうと、参加する意味を見出せずにいました。
 実際に参加してみて感じたことは、自分自身の知識の無さ、知識をアウトプットする力の無さでした。シンポジウム参加者、他大学のシンポジウム学生ボランティアの人と話すと、私が3年間学んできたことは、私の中でうまく整理できていないのだと気づきました。おかげで、自分を見つめ直すきっかけにもなりました。
 私に気付きを与えてくれた、シンポジウムに参加できて良かったと心の底から感じました。また参加したい、今度はしっかりとした意志をもってやりたいと感じました。

[最後に]
 プロジェクトマネジメントを学ぶ事は、とても重要な事だと思います。私は、サークルの部長を務めていました。目標に向かって取り組むプロジェクトマネジメントを学んでいなければ、悲惨な事になっていたに違いありません。プロジェクトマネジメントは、難しい事を学ぶのではなく、少し意識を変えていくところから始まるのだと思います。目標を決める時も、漠然と決めるのでなく、プロセスや終着地点を決めてあげるだけで、意識がだいぶ変わります。そういうところがプロジェクトマネジメントの見どころだと感じます。
以上

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