① |
費用対効果分析
設定された要求品質を達成するためには、やりなおし、手直し、繰り返しミス等を減らすこと事が大事でありかつ顧客満足を得る上で重要なことです。このように品質要求を満たすための活動費用と品質向上による節減コストまたは便益との対比がどの程度になるかです。
例えば、ISO9001規定に従った品質マネージメントシステムを採用するコストとその便益の場合とそうでない場合の比較などが良い例です。 |
② |
ベンチマーク手法
品質活動の結果がどの程度成果が上がったかを評価するため、標準尺度を設定し、前に比べ品質がどの程度良くなったかの優劣比較をする方法です。
例えば、類似プロジェクトのデータを取りその平均値により、不適合の数が妥当な数値かどうか判断したりする。なお、比較する対象は内外および分野は問いません。 |
③ |
フローチャート法
これは問題が発生時にシステマティックに原因、対策、結果を見ながら順次真の原因に迫り、潜在する問題点の原因そして何処に品質上の問題があるかを予想したりする方法です。(特性要員図もこの範疇に含ます) |
④ |
パレート図
不良、欠陥、故障などの発生件数を原因や事象別に分類して、その頻度の大きさの順に棒グラフで示し、それらの累積を棒グラフの上方に折れ線グラフで示したものをパレート図と称します。
この図を作ることにより、どのような事象がどのような原因で発生しているかが一目で分り、その対策も立て易い。よって品質上の問題に関する傾向がわかるので、リスク対応策の一環として品質計画作成に利用することができます。 |
⑤ |
管理図
本図は標準となる品質上の管理限界を示した図で、検査結果の値がこの限界を超えたら異常とし、その原因究明、対策実施行動の指標とします。 |