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「全社を挙げたPM知識取得への取り組み」

株式会社国際システム 渡慶次 憲一: [プロフィール] :4月号

当社は、沖縄県に本社を構えるソフトウェア会社です。
会社設立から、一貫して自社商品の開発やシステム受託開発に取り組んでいます。
システム開発においてプロジェクトマネジメントが重要であることはいうまでもありませんし、国家資格である情報処理技術者試験においても1994年(平成6年)にプロジェクトマネージャ試験が制定され、マネジメントとして必要な知識が一般化されたかと思います。当社でも情報処理プロジェクトマネージャ資格を目指し、継続してスキル向上を図っています。
 一方、近年ではプロジェクトマネージャは、プロジェクトを運営するだけではなく、お客様への提案段階からシステム導入に関わる必要が多々あり、この場合、経営に関する知識、より広範なマネジメント知識が必要とされ、幅広い知識が必要となっています。
 そうした面で知識レベルが高く、幅広いP2Mに着目した次第です。

 社員がPMSの資格取得に取り組み始めたのは、今から5年前、2006年のことです。
20名ほどが、講習会の受講、テキスト独習、勉強会の開催などを通して、無事試験に合格することができました。
このころより、PMS取得を全社的に推進するように会社として様々な支援策を講じてきました。主なものは、金銭面では講習会受講料、受験料の補助、テキストの配布等、また有識者による勉強会なども開催してきました。
こうした取り組み、また社員の頑張りもあり、現在では60人ほどがPMS試験に合格しています。
 今後の課題としては、資格取得者が継続して学習していけるよう支援することや、プロジェクトマネジメントを実践、経験できるような業務アサインなどが必要と思われます。
 また、PMSは5年毎の更新制度があり、毎年度「資格継続学習基準に基づくCPUポイント」の申請を行います。さまざまな業務内容でCPUポイントが申請できるのですが、プロジェクトに関わっていないという理由で、申請しないケースもまま見受けられるので、申請方法などの支援も継続して実施していくことも必要となります。
 新規取得の推進に加え、継続学習にも積極的に取り組んでいき、またマネジメントに関わるか否かによらず、中堅、ベテランがP2Mの知識をベースに業務を進め、より高品質の成果物をお客様に提供していきたいと考えます。
以上
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