項目 |
マルチ方式 |
プライム方式 |
1) 形態 |
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2) 工事完了
<完了工事>
<設備管理責任>
<保証期間> |
各請負企業ごとに工事完了時点が異なる。よって別々の完了テストを行い、設備・システム・ソフト等管理責任の移転が行われるので必然的に保証期限の終りも別々になる。 |
請負企業の管理化で単一工事完了となり、各サブシステムの完了もプライムの責任で管理。なお保証期間は契約上一本となる。(請負企業が下請負する場合は建業法にかかるのでこのケースは無い) |
3) 保険 |
各々の請負企業がそれぞれ保険契約するので各企業簡にギャップを生じる。 |
左記の問題も無く単一契約になるのと保険金額も安くなる。 |
4) パーフォーマンスボンド
(履行補償) |
各企業が別々にボンドを入れるので、発注者は1社の問題で全体に問題が発生しても他の企業からはボンドの没収は出来ない。 |
単一なので左記のような問題は無い。 |
5) 品質性能保証 |
ここの請負部分の保証はされるがシステム全体の保証はされない。
この場合、発注者のリスクとしては契約書にて専門化の派遣による修理の義務付けをしておく必要がある。 |
単一契約なので請負企業がシステム全体の責任を持ち品質性能保証する。 |
6) 総括 |
各々の請負企業がそれぞれの与えられた範囲の仕事をするのでそのインターフェースの調整は発注者のリスクとなる。
このため発注者側には高度なプロジェクトマネージメント能力我求められる。 |
単一契約ゆえ、マルチケースで行わなければならない調整作業から発注者は開放される。但し、全ての作業を請負企業にゆだねることになるので、業者選定は厳密である必要がある。この選定に失敗したら、マルチ方式よりリスクは大きい。 |