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前述のシステム開発業界の問題は発生からほぼ40年を経て解決できていない。 |
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少子化、年金記録システム不備、所得格差、非正社員の増加等社会構造の変化が年金問題発生から20年。 |
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赤字財政の慢性化による返済不能な国債残高の増加。 |
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電話電線の空中敷設による都市美観の破壊。 |
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都市道路整備の無策による慢性渋滞、道路面積増加無しの歩行者、自転車、自動車の共存不能。例えば首都高速下り高井戸入口の未完など開通以来解消しない。首都高速の合流車線増加が増えない、2車線+2車線を2車線にしてしまうなど、当初設計ではないものが世銀借入時車線を半分にしたままとなったがそのまま放置して50年近くが立つ。
環状8号の一部地下化、山手通りの一部地下化など出来るのに50年を要した。一方走る車の無い地方の高速道路は整備されていく。 |
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人口減少にも関わらず公務員は減らない、民間給与が下がっているのに公務員給与は下がらない。 |
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医療の都市偏在、医療過疎の対応が取れない。 |
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保育園の待機児童が減らない。 |
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特別養老の希望者を吸収出来ない。 |
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分譲マンションのスラム化の懸念が現実化する、住人無しの受託の増加、スラム化 |
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公共施設の保守が出来ない(高速道路の鉄部の錆による劣化の対応が出来ない)。 |
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等々社会問題に関する問題の解決は極めて遅い、戦後上記のそれぞれを個々の役所と利益誘導型政治家による新たな規則、法令の作成、H/Wを作成してきた。しかし問題が発生してからのアクションは極めて遅いというか、問題解決すべき人間、組織が見当たらず問題が放置されてしまう。プロジェクト・マネジメントの問題を見ても、社会の問題を見ると、日本人には問題解決という意識が希薄なのではと思えてならない。特に大きな国家戦略、企業の企業戦略とか、組織全体に関わる問題を解決することは極めて不得意のようである、