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「PMシンポジウム2011に参加して」

千葉工業大学 三森 淳貴 [プロフィール] :10月号

[はじめに]
 PMシンポジウム2011より初めてにボランティア・スタッフとして関わらせて頂き、とても貴重な時間を過ごす事が出来ました。今回は二日目のみの参加でしたが、微力ながらも協力出来たことを嬉しく思います。また私自身も学んだ事が多々ありました。今後必ず役立てていきたいと思います。

[入学後初めてのセミナー参加]
 私はプロジェクトマネジメント学科の学生としてプロジェクトの専門的な知識を学び、プロジェクトマネジメント演習等の授業で先生をユーザとしてシステムの提案から納品までを行うと仮想プロジェクトを今までにやってきました。
 しかしながら、PMシンポジウム2011に参加するまでは、セミナーに参加したことが一度もなく、そんな中で新岡優子氏による「チーム開発力の高いPMになる!」というセッションに人数調整のためメンバの1人として参加しました。
 グループワークに参加出来ることに嬉しく思う反面、実際のプロジェクトマネジメント経験無い私が参加しても「平気なのだろうか」「足を引っ張ってしまう事にならないだろうか」という不安がありました。
 グループワークではアクションラーニングによる質問会議を行いました。質問会議はシンプルな質問と回答だけで問題提示者は自ら語らないというルールの下に問題解決に取り組むというもので、今回はアクションラーニングファシリテータを除いた問題提示者とその他メンバの二つの役割で進行しました。流れを大体把握し実際に始めたのですが、問題提示をした後に行う問題の明確化では私はほとんど質問する事が出来ませんでした。
 それは「緊張」と、質問が生まれても的外れな質問なのではないかと頭の中で考えてしまい結局質問出来ないという「自信の無さ」が原因でした。

[セミナーへ参加しての気づき]
 このセミナーへ参加し、チーム脳を作る事が重要なのですが、質問しないメンバがいては、それは生まれないという「気づき」。そして、人を扱う仕事に就く以上、自信というのはとても重要な事なのだということを学びました。
 セミナーの休憩時間には、同じグループの方々とお話をする機会があり、「大学の授業でPMについて学んではいるが自信に繋がらない」と相談させていただいた所、最初は自信が無くて当然で、やはり実際に経験を積んでいくしかないというアドバイスを受けました。
   このアドバイスがきっかけとなり、学生だから自信が無くて当然と自分に甘えるのではなく、今から色々な事にチャレンジしていこうという考えを持つようになりました。
 シンポジウムが終わった後には、スタッフの懇親会にも参加させて頂き、この場でも色々と相談させて頂きましたが、失敗を恐れ一歩を踏み出せない事の多い私にとって、「学生はまだアマチュアであり、学生のうちに失敗を経験し、その中から学んでいく事も大切」というアドバイスは、は特に印象に残るものとなりました。他にも、学生だからと甘えている自分を見透かされ、お叱りを受けるなど、大変身の引き締まる経験をさせていただきました。

[最後に]
 今後、今まで大学の講義で学んだ知識を活かせる場所を探していくというのが私の課題です。そのための一つの要素として人との繋がりがあるはずなので、様々な人と繋がっていくことで学んでいけたらと思います。この度のPMシンポジウム2011に関わらせて頂いたのも繋がりがあったためです。今回たくさんの人と繋がる事ができ、たくさんの意見を伺う事が出来ました。人との繋がりに感謝しつつ経験を積み、また日々の勉学を怠らずに将来PMとして自信のある人間に成長出来るよう挑戦し続けたいと思います。
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