ヤングコーナー
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私とプロジェクトマネジメント

牧野 駿 [プロフィール] :7月号

 私は父親の影響を受け、現在大学でプロジェクトマネジメントを学んでおります。大学への進学を決意したものの、やりたいことが見出せず悩んでいた際に相談したのが父親でした。父親の現在の仕事について質問をしてみると、「プロジェクト・マネジャー」という今までに聞いたことのない横文字が飛び込んできました。その響きと仕事内容はとても魅力的で、私はこれを学ぶために生まれてきたのだと思いました。
 それからの行動は早く、実際にはどのような学問なのか、現代にどのような分野でどれだけの需要があるのか、どこで学べるのか等を調べました。調べれば調べるほどプロジェクトマネジメントに対する興味が湧き、本格的に学びたいと思うようになり、プロジェクトマネジメント学科を専門に学ぶことのできる、千葉工業大学社会システム科学部プロジェクトマネジメント学科への進学を決意しました。

[プロジェクトマネジメントと明暗]
 希望を持って入学した私を待っていたのは絶望でした。私と同じようにプロジェクトマネジメントに興味を持った学生が、共に切磋琢磨し熱心に学ぶ環境を望んでいました。しかし、実情は目的意識の低い学生が多く、これからの4年間に不安を抱きました。
 そんな時に出会ったのが濱田君でした。彼はプロジェクトマネジメントに対して情熱があり、常に同輩よりも数歩先を進んでいました。彼と会話するごとに学習意欲が湧き、私にとって良い刺激になりました。彼との出会いがなければ今日の私はないかもしれません。

[体育会とプロジェクトマネジメント]
 私は現在課外活動の一環として、学生自治組織「体育会本部」で体育会の会長を務めています。体育会本部の主な業務は下部組織に当たる各部活の統括と行事の運営です。私は部活の代表として1年時の10月から本部員として活動を始めました。
 自治会活動等はこれが初めてということもあり、毎日が新鮮で仕事を楽しみ、先輩の下で様々な業務をこなしていく中で、これまで学んだプロジェクトマネジメントに似た性質を幾つか見出すようになりました。それからはこれまで学んだ知識を元に、体育会本部でも適応できそうなものを先輩に進言し、自らも実行するよう心がけるようにしました。
 プロジェクトマネジメントが浸透するようになってからは。本部運営が円滑に進むようになり、私が進んできた道は間違っていなかったと確信しています。

[会長=プロジェクト・マネジャー]
 今年1年間が私の任期で、終了まで残り半年です。残りの半年で本部運営におけるプロジェクトマネジメントをより明確化し、後輩たちがより運営しやすい環境を整えることが現在の目標です。これまで学んできた知識の復習を踏まえ、「会長=プロジェクト・マネジャー」としてより良い運営の実現に取り組んでいきます。

[終わりに]
 この度このような機会を与えて下さいました、ジャーナル編集長の岩下様並びにヤングコーナー副編集長の濱田様に深く感謝の意を述べ,私の随想を終わらせていただきます.

第四十五回成田山詣行脚より(2011/5/15)
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