関西P2M研究会コーナー
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『PMフォーラム2011大阪』への道のり

松谷 知成 [プロフィール] :7月号

1 はじめに
 大阪では、この7月31日に『PMフォーラム2011大阪』を迎える。
 2007年に、神戸で初のフォーラム開催、そして一昨年の京都につづいて、今回の大阪開催、三都物語締めの大会なのである。
   多くのお客様を、お迎えするべく実行プロジェクトメンバー奮闘の熱気が伝わってくる。
 その中核を支えているのが、関西P2M研究会のメンバー フイフティである。
 フォーラムのP2Mトラックは、5年間の研究会活動の総集編にすべく構成されている
 ここでは、事務局の目から、研究会活動の原点、ルーツを探ってみることにする。

2 関西P2M研究会のルーツを探る
 関西地区のP2M普及促進、会員活動強化をミッションに2002年2月PMCC(PMAJの前身)に関西拠点のオフイスが開設される。
 2004年には関西地区会員・有資格者が100名を超え、地区の会員交流と研鑚の場として、東京に先駆け、P2Mクラブ関西研究会(会長酒井清則氏)がスタートとする。
 現在の関西P2M研究会の前身である。
 2006年に新生PMAJスタートとともに、渡辺氏や小石原氏の呼びかけで各拠点のP2M研究会が提唱され、まず東京(渡辺主査)、関西(小石原主査)がスタートする。
 関西はじめ、九州、名古屋、広島の各拠点のP2Mクラブも、名称一新し足並みを揃える。そして、新たに沖縄、仙台が加わり全国に広がる事となる
 関西P2M研究会は、初代の主査小石原氏から若手の海蔵主査にかわり、理論の東京に対し、実践力・現場をキーワードに、泥臭さを前面にだしている。(言い訳かも?・・)
 より身近なテーマでより実践的にと、4~5つの分科会に分かれ議論掘り下げを行うやり方にて5年間活動してきた。 しかし、他分科会、研究会との交流、メンバー固定のマンネリ化等課題もでてきている

3 『PMフォーラム2011』と『新生関西P2M研究会』スタートに向けて
 先般、フォーラムP2Mトラックのレビュー(特にパネルディシカッション:小藪コーディネータ)と来年4月から再スタートする新生関西P2M研究会の方向付けの2つのテーマで合宿を開催した。
 各分科会リーダ中心に、5人のパネラー含め研究会幹部15名が集まった。
 PM-1トラック(海蔵氏)、PM-2トラック(林氏)のレビューは比較的スムースに経過する。
 海蔵氏からは、P2M研究会についてのアンケート回収についてのさらなるお願い。林氏からは各分科会の知見に関しての再レビューのお願いがあった。
 PM-3トラック(小藪氏:各分科会代表によるパネル)は、本番さながらの熱の入れようで盛り上がる。各分科会の課題も透けて見えてくる。
 来年4月から再スタートする関西P2M研究会運営の骨子は、すでに海蔵主査から提起されていたが(4月末に開催のH22年度活動報告会にて)今回の合宿でも貴重な意見が多く出された
 PMフォーラムでの5年間の活動発表を踏まえ、新たな関西P2M研究会再スタートへの道筋を海蔵主査中心に9月末までにはまとめたいものである。

4 最後に
 『PMフォーラム2011大阪』の成否は関西P2M研究会のメンバーのフイフティの双肩にかかっていると言って過言でない。
  P2Mトラック内容の充実はもとより、企画、広報、運営各チームの連携と結束、 さらに、本部事務局古園氏、及川氏のさらなるご支援を、お願いしたい。
  最後に、合宿での討議を踏まえ2つの課題を提起して筆をおきたい
全国P2M研究会連携と報告書について
  2年続けてきた全国代表者会議が途絶えている、各拠点の研究会との交流含め情報交換の場づくりは大切である
  関西は手作りの報告書、東京は製本化されたもの。 基準統一すべきである。
関西事務局として、メンバーの質問にきちっと説明責任が果たせるようにしたいものである。
地方拠点の弱体化について
  地方拠点の弱体化が垣間見える。関西オフイスも縮小方向とか聞こえてくる。今はやりの風評であれば幸いである
  我々のお客様は誰か、今一度原点に立ち戻り中長期視点による施策を打ち出すことが肝要であると思われる。
お客様視点に立脚しない組織が生成発展した事例を未だ知らない。

以上
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