リレー随想
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PMシンポが与えた影響

PMシンポ企画委員 学生 杉山 幸男 [プロフィール] :6月号

;参加するまで
 私はこれまで、シンポ2010のボランティアメンバーとして参加し、またシンポ2011の企画チームの一員として貴重な体験をさせて頂いております。そもそも、既に参加していた同学科の学生から誘われ、当日は仕事の合間に講演を視聴しても良いという事で、貴重な体験になると思った事がきっかけでした。しかし、実務を積んでいない者が効率良くその仕事をこなす事ができるのか、経験者のお話を理解できるのかと不安でしたが、今では新しい知識が入ってくるかのようで、その場その時にとても新鮮な気持ちを感じ、現在に至っています。

;様々な考え方と意識改革
 シンポ2010でいくつもの講演を視聴させて頂きましたが、全てが私にとって大きな変化をもたらしました。私のようなPM科の学生は多少の知識を有していても、上述の通り実務経験がなく、実習といった「疑似体験」までしか行っていません。故に、プロジェクト経験者としての経験談や知識のお話が本当に千差万別であり、私の中でイメージしていたプロジェクトマネージャーの像が完全に塗り替わったかのようでした。その日から今日まで「0」から勉強し直し、どんな些細な事でもPMを活用していこうと考えるようになりました。

;シンポ2011企画会議
 企画会議は、十数回に渡りシンポのテーマから講演者の決定まで行い、現在に至っています。私にとってその会議内容は非常にスムーズで面白く、鉛筆を置く事ができませんでした。こんな事を言うと企画チームの皆さまに怒られてしまうかもしれませんが、「同じ議論」に戻ったり、決定までに遠回しな議論が起きたりと、「どうして?」と思う場面がありました。しかし、それは企画委員皆さまの熱意によるもので決して無駄ではなく、そのプロセスが、チームがまとまる為に重要であるという事に気付かされました。その甲斐もあり、現在は運営フェーズに移行し順調に進んでいます。

;私の想い
 PMシンポという機会は、日本においてひとつのPMという経験と知識、そして熱意と発想が集合体になる、「協創の瞬間」であると私は確信しています。それはPMBOKや様々な文献では得難い、【何か】を吸収する大きな「チャンス」であり、私はPMシンポ2011が非常に待ち遠しく楽しみでなりません。また、講演を行われる皆さまには大きな感謝と共に、我々学生が少しでも追いつけるようにエンジニアとして奮闘する次第である事を、この場を借りてお伝えしたく存じます。

;最後に
 PMに関心のある皆さま、携わっている皆さま、時間の許す限りPMシンポに携わってみてはいかがでしょうか?ここは、PMに関わる新たな方々との縁と新たな視点を与えて下さる、熱意広がる「チャンス」の場です。特に、私と同じ学生の皆さま、心よりお待ちしております。
以上
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