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「大学で学ぶプロジェクトマネジメント」

柳 淑人 [プロフィール] :5月号

[はじめに]
 私は大学でプロジェクトマネジメントを学んできました。この3年間、私はプロジェクトマネジメントの座学の授業と共に、ソフトウェア開発を実際に行うことで小規模プロジェクトを体験してきました。以下記述するものが1年次から現在までに行った内容となります。

[1年次]
 私は大学に入学してすぐにオリエンテーションにてチームでテーマパークを調査し、プレゼンテーションを行うというプロジェクトに携わることとなりました。このオリエンテーションの目的はチーム作業を行うことにより、メンバー全体での企画力を向上させること、そしてプレゼンテーションまでの期間を計画することによりプロジェクトの流れを経験することでプロジェクトマネジメントとは何なのかを体感することです。

[2年次]
 1年次にプロジェクトの流れと座学を学んだ私は、学年が上がり大きく分けて3つの小規模プロジェクトに携わることとなりました。新規ビジネスの提案、ソフトウェア開発、ゲーミングプロジェクトを行いました。この小規模プロジェクトはそれぞれの期間は短かったものの、用途の違うプロジェクトを短期間に行うことによってスケジューリングやプログラミングを通してプロジェクトマネジメント知識や経験を学ぶことができました。

[3年次]
 3年次にはソフトウェア開発のプロジェクトを、半年間の期間の中で行うことで、学んだことを最大限に活用し、チームビルディングから始まりソフトウェア開発プロジェクトを終結するまでの一連の流れを行いました。私はこの演習でプロジェクトマネジャーとなり、プロジェクトの企画・立案から納品までの一連のプロセスをウォーターフォールモデルで行うことを目的とし、オーダーメイド自転車製作受注システムを作りました。

[4年次]
 現在は今まで学んできたプロジェクトマネジメントの知識と、私が関心を持っているセキュリティの1つであるPKI(Public Key Infrastructure)を大学内に導入するため、コストマネジメントの観点から、発行局に発生するコスト構造がどのようになるかを研究しています。これにより、キャンパスPKIに対し複数のCP/CPSに対するコスト構造を明らかにすることにより段階的なキャンパスPKI導入を容易とし、その結果、キャンパスPKIの普及・促進に寄与することが出来るものと考えております。

[最後に]
 私はプロジェクトマネジメントを学んできたことにより計画・立案能力が向上したと実感をしています。それと共にソフトウェア開発プロジェクトを体感しスケジュール管理の大切さを改めて感じることができました。

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