リレー随想
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中部P2M研究会

中部P2M研究会 野村 武史: [プロフィール] :5月号

中部P2M研究会の活動紹介をさせて頂きます。
研究会は、2005年3月に活動を開始し、①P2Mの実践活用の研究、②資格者の交流の場、③資格継続学習の3点を発足目的にしています。
活動は、毎月定例会を開催すると同時に、毎年名古屋で開催されるPMAJ主催の中部PMセミナーでの発表を基本に、活動を進めてきました。
これまでの活動テーマは、「EAとP2Mの比較検証」「個別事例とガイドブック研究」「新事業構想」「価値創造型ビジネスモデル」です。
2009年から、新たに研究会主催の交流会を、年4回開催しています。
趣旨は、PMの相互交流を広め、相互啓発の場として懇談的に行っています。
交流会は、研究会メンバーの拡大に繋がり、昨年は新たに5名の方が研究会に参加して戴きました。
どちらかと言えば仲良しクラブ的存在になります。
今年の3月度の研究会では、急遽「東日本大震災」のテーマで研究会の開催となりました。
救援・生活支援・復旧・復興へ熱い思いや意見が多数出されました。その意見の一部は
想定外の地震と津波に、大丈夫と言われてきた建物や原発の多重安全対策が大きな被害を受け住民を苦しめている。これは、起こりうる想定外には、何も対策がされていない。
経済的効率を優先し、“命を守る”ことが最優先されていない。
その中で、世界中から寄せられる激励のメッセージと共に、東北(日本)が大災害にも屈しない対応に、驚嘆のメッセージが寄せられている。
多くの個人が一致協力して事を成すには、人の連携を支えるインターネットの活用が重要。
これから長期化する復興に、“どう参加していけるのか!”“今がP2Mを有効活用していく時ではないか!”

歴史の中で、大地震や大津波等により壊滅状態になりながら、そこから立ち上がり、人材の力を結集して、理想的復興を築いた歴史が幾つもある。
時代と規模の違いはあるが、今回は、日本が復興に向けて、お互いに励まし合い、支え合いながら、新たな歴史を創る時ではないか。
中部P2M研究会は、PMAJ本部と連携し、まず出来ることから始めたいと思います。
「東北地方太平洋沖地震」の発生により、多くの方が亡くなられました。
心からご冥福をお祈り申し上げます。
また津波による家屋の倒壊等の被災者の皆様に対し心よりお見舞い申し上げます。
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